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  • 所沢の教育(卓話)と細則変更

    2009年02月17日

    本日(2月17日)は、所沢小学校の菅野校長先生に「所沢の学校教育の現況」について卓話をお願いしました。

    大阪の橋下知事は、大阪府教育委員会を「くそ教育委員会」とののしっていましたが、大分の教員採用を巡る事件などもあって、教育委員会がその使命と責任を果たしていないとの見解には、同感する国民が多いと思います。

    所沢の市民憲章は「子どもは市の宝」とうたっていますが、所沢の教育行政では「子どもの命」よりも「暇で元気な大人の楽しみ」を優先しています。

    どういうことかと言えば市立の小中学校の校舎や体育館は耐震強度が不足していて、改修工事をしないと、地震の際に児童生徒の命にかかわる状況なのですが、予算がないという理由で、当初は10年以上、その後8年で完了させるという悠長な対応をしています。

    ところが予算がないという割に、60億円ともいう豪華な中央公民館を旧町に建設して、その建設費や公民館の維持管理費が教育予算を圧迫しているのです。
    公民館は元気で暇がある大人が楽しむ施設であり、第1線で働いている納税者や病人は、ほとんど使わない施設です。

    市内には60人以上の人が宴会する施設がほとんどありません。
    閑古鳥がないていても、公民館は教育施設ですから、商工会議所やロータリークラブの宴会(新年会など)には使えません。

    ミューズは市長部局が大中小3つのホールなどを建設して、財団法人が維持管理しているので、宴会に使えます。
    仮に旧町のシンボルという理由で、ミューズに負けない施設として、今と同じ設計で60億円もの施設を作るとしても、教育委員会ではなく市長部局が、仮称「旧町文化センター」として建設して、ミューズのように教育委員会もロータリークラブも使えるようにすれば良かったのです。

    それはおいても文科省が中国四川省の大地震後に、ようやく耐震工事の前倒しを言い出し、今朝の新聞では、政府与党が未曾有の不景気対策として、耐震工事の更なる前倒しを発表していますが、教育委員会や教育関係者、あるいは市民憲章を推進する会関係者が、「大人が楽しむ施設(中央公民館)よりも子どもの命が先だ」と主張したのを、私は(一人の教育委員を除いて)聞いていません。

    校長会やPTAは、耐震工事などの学校教育予算をもっと要求すべきだと申し上げたところ、菅野校長から意を強くしたとの感想があり、引き続き同校長から学校運営状況の卓話がありました。

    次に当クラブの細則5条と10条の改正案を、2月4日全会員にお知らせし、本日の例会で賛否を問いましたところ承認され、新入会員杉山旭さんの入会式もあって、盛りだくさんの例会でした。

    会長中井眞一郎

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