loaging...

週報
Weekly Report

公開日:2022/5/31 第2860回例会  内容:第2859回(2022/5/24)レポート

例会予定

**本日のスケジュール**
5/31(火) クラブ協議会 会場:ベルヴィ ザ・グラン

**次回以降のスケジュール**
6/7(火) 第2861回 クラブ協議会 会場:ベルヴィ ザ・グラン
6/14(火) 第2862回 ホタル観賞会 会場:所沢文化幼稚園 自然観察園
6/21(火) 休会( 定款の規定により )
6/28(火) 第2863回 最終夜間例会 新旧引継ぎ会 会場:ベルヴィ ザ・グラン

本日のお客様

・永岡 鉄平様:NPO法人フェアスタートサポート 代表理事
・青山 なつみ様:講師同伴者

会長の時間

倉片 順司 会長

 爽やかな陽気が続いておりますが、いかがお過ごしでしょうか?
 バイデン大統領が来日し賑わっておりますが、横田基地の隣を通りがかった友人が横田基地も大騒ぎになっていたと話を聞かせてくれました。一日でも早く世界が平和になる事を願うばかりです。
 平和と言えば、現在発生しております問題において詳しい方々も交えて情報収集しておりますが、わからない事ばかりですので困惑しております。ご意見のある方がいらっしゃればご連絡ください。

幹事報告

見澤 英一 幹事

令和4年5月24日(火曜日) 2859回 5月第4例会
所沢ロータリークラブ 例会幹事報告書

【クラブ予定】
例会予定
・5月31日(火) クラブ協議会
・6月7日(火) クラブ協議会
・6月14日(火) ホタル鑑賞会
 場所:文化幼稚園 自然観察園

【市内5クラブ】
・5月13日(金)5クラブ会長幹事会が開催されました。

【第3グループ】
・6月13日(月) 新旧会長幹事会

委員会報告

広報雑誌委員会
日髙 勉さん

ロータリーの友 5月号の紹介

横組み:P2…ロータリー財団がウクライナ地域での人道支援の窓口設置
    P3…RI会長メッセージ
    P7…若年化する薬物パンデミック
    P14…ウクライナ危機の中で強まる決意

縦組み:P4…低年齢化する子供のメディア漬け~2歳児問題~

卓話:講師紹介

鈴木 崇文さん

 弊社のSDGsの一環としてお付き合いをさせていただいております、フェアスタートサポートは、児童養護施設や里親家庭等で育った子供達の就労を支援するNPO法人です。児童養護施設の入所理由の6割が虐待となっています。生まれや育ちに関係なく全ての若者達が自分らしく働くことができる社会を目指し、就労から就労後のフォローも含めた活動をされております。皆様にはご理解をいただき、お配りいたしました児童養護施設等応援企業としてご協力いただければ幸いです。

卓話

講師:永岡 鉄平様(NPO法人フェアスタートサポート 代表理事)
テーマ:児童養護施設の子供達の可能性を広げるために企業が出来る事

 児童養護施設は全国に600ほどあり、そこで生活している子供は25,000人います。緩和されつつありますが高校卒業と同時に児童養護施設から出ていく暗黙の現実があるため、毎年1,000~1,500人の18歳の若者達が社会に出ていきます。就職や進学とライフステージを進めていくのですが、自治体等の調べによれば半数以上がドロップアウトしてしまっている現状がみえてきました。これに対し、就労や進学の為に支援をしても一時的なものなのでその後も支援が必要であることを感じています。高校が用意している進路決定の流れは、児童養護施設の若者も一般家庭の若者も同じです。しかし、進学後の中退率と就職後の早期離職率に大きな差が発生しているのが現状です。この差を補うためには何かしらのブーストを予め本人達に提供する必要があると考えています。このブーストのカギを握るのが企業です。
 親を頼れない状況というハンデがあるまま社会に出る若者は、恵まれた環境の若者より特に不安が大きいのです。親というサポートを活用できないというのは、失敗しても相談したり頼ったりする人が身近にいないという大きなハンデになります。こういった若者達には特別な教育をしていく事が一般家庭の若者との差を無くす近道と思っています。
そこで我々が力を入れているのは「キャリア教育」という、就職に向けた職業適性検査や個別の会社見学、就職体験等で自身の適正把握等で将来の仕事を考える機会を提供しています。また、子供達が自信を高められるようなプログラムの実践としてスキルアップ、セミナーの開催等を行っています。他にも就職後のアフターフォローもしております。イベントや食事会などを通じた仲間つくりの機会を提供したり、頼れる社会人の先輩や一緒に息抜きできる友達がいる事で、初めて一人暮らしと就労を乗り越える力になります。
ある子の例では、キャリア教育を経て高校卒業後に適性を活かしてエステティシャンになりましたが、キャリアアップに挑戦したいと携帯電話会社の販売員になりました。そこで接客コンテストのようなもので県1位になった実績もあります。支援してきた若者達が社会で活躍している姿は我々も大変嬉しいです。
我々の活動を通じて社会で自立している姿は我々にとっても喜ばしい事でありますが、障害等の福祉に対するサポートは法が整備されつつあるのに対し、児童養護施設出身者は入所中の衣食住の確保について支援がありますが、退所後は親に頼れないというハンデがあるにも関わらず何も支援がなくなります。我々の活動は国の補助もほぼ無い中で行っているためボランティア活動と変わりがありません。そういった面からも企業との連携が重要となってきます。
 要保護児童数は全国で44,000人程いますが、25,000人程が養護施設にいきます。養護問題発生理由として、30年前は親の死亡が多かったのですが現在は虐待が50%近くを占めていると言われていますが、実態としては70~80%にものぼります。先ほどにも述べたように児童養護施設の若者は基本的に高校卒業と同時に施設を退所しますが、入所背景も虐待がほとんどなので親を頼ることは出来ないのが現状であり、進学にせよ就職にせよ必然的に自立が求められます。まず退所して困った事を調査すると金銭面はもちろんのことですが、その金銭面を上回る内容として「孤独感や孤立感」があげられています。特に退所後3か月位までの間に不安も含めて感じる事が多い中で、社会で戦っている様子がうかがえます。
 施設退所者の進学率は30%で60%が就職となっていて圧倒的に就職するケースがみられますが、進学後に中退する率が20%と全高卒者では2%に対して高い率を占めています。理由としては奨学金で賄える部分もありますが学業とバイトの両立の困難の他に、学科等が適正では無かったことがあげられます。就職に関しては全高卒者の20%が1年以内の離職率が20%であるのに対し、施設退所者は40%が離職しています。理由を紐解いていくと、人間関係やストレスは独特な緊張感で社会に出ている為、少々のことでも悩みやすくなってしまう傾向にあります。それ以外にも上位を占めるのが、仕事内容が合わなかったり、やりたい仕事があったけど退所が迫っていたから等のミスマッチが多く見受けられます。月収面では20万円未満が70%で15万円未満では40%を占めていますので、結果的に多くがワーキングプア状態となっています。
 では、課題解決のために何をすればいいのか?を考えた時に、施設退所者であるカレーハウスCoCo壱番館の創業者である宗次さんが「夢ではなく、小さくてもいいから“目標”を持とう」とおっしゃっています。達成できそうな目標を掲げ、達成したら次の目標へと小さくても目標を持つことでブレにくくなるそうです。これを基に我々は就職体験やセミナー等で自分の将来について考える機会を提供する事で力強く就労継続できるようになると考えています。
 これからの10年で実現に向けて我々が努力したいこととして、全国約600の児童養護施設の小中高生に、多様な大人のロールモデルに触れ様々な価値観を吸収したり、職業知識や自分の適性を知る機会、自分で決めた感が強い状態で就職する事が潤沢に提供されるように企業との連携を強めていきたいと思っています。

出席報告

出席向上委員会
矢部 瑛美子さん

例会   総数   出席         欠席  MC   %
2859回  61名  38名(ZOOM:1名) 23名  -   70.37%
2857回  60名  41名         19名  -   76.93%

スマイルボックス

岩井 英雄さん
倉片年度 496,401円

・梅沢 好文さん:5月12日に長女の次男が無事誕生しました。また、父梅沢定彦も5月14日に年末より入院していましたが退院しました。6月14日(火)は本園の自然観察園にてホタル鑑賞の夕べをご用命いただいております。当日は、見澤幹事の新所沢名物醤油焼きそばを用意。皆様のご来園をお待ちしております。

・高橋 興基さん:本年度、最後の卓話です。皆様のご協力に感謝いたします。本日の講師、永岡様、どうぞ宜しくお願いいたします。

・鈴木 崇文さん:卓話講師の永岡さん、本日は宜しくお願いいたします。

・柳 麻貴さん:西武所沢SC、バーベキュースカイテラスの割引券を配らせていただきました。皆様のお越しをお待ちしております。

・日向 貴一さん:早退します。申し訳ありません。

・清水 源太さん:先日の例会の後、日向先輩にロータリークラブについてご指導いただきました。有難うございました。本日は仕事の都合で早退となります。宜しくお願いいたします。
週報トップへ戻る