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週報
Weekly Report

公開日:2024/4/9 第2928回例会  内容:第2927回(2024/4/2)レポート

例会予定

**第2928回例会のスケジュール**
4/9(火)卓話 講師:石塚 あすり様(第2570地区 ロータリー財団 グローバル奨学候補生)  演題:「グローバル奨学候補生としての抱負と使命」 会場:THETA MU(シータミュー)

**次回以降のスケジュール**
4/16(火)企業見学会 場所:さいたま造幣局
4/23(火)定款の規定により休会
4/30(火)定款の規定により休会
5/7(火)卓話 講師:大舘 則夫様(元 所沢ロータリークラブ会員)  演題:「ロータリーとは」 会場:THETA MU(シータミュー)

お客様紹介

村山 宣章 副会長

皆さん、こんにちは。お客様の紹介をさせていただきます。
第2570地区社会奉仕委員会アイバンク委員会委員長の八木 拓也様でいらっしゃいます。

会長の時間

五十嵐 俊昭会長

皆さん、お久しぶりです。お元気でいらっしゃいましたか?

1か月ぶりの例会ですね。
3月は色々なロータリー行事があり、思いがけず最も忙しい月になってしまいました。


まず、ご報告させていただきますと、チャーターメンバーである荻野皓一郎さんが3月11日にお亡くなりになりました。
来週月曜日にはお別れの会が行われる予定ですので、皆様にもご参加いただけるかと存じます。心からご冥福をお祈り申し上げます。

先月、地区大会が開催されました。私はこれまで地区大会に出席する機会があまり多くありませんでしたが、今回は土曜日と日曜日の2日間参加することとなり、初めての経験でした。
幹事とは同じ部屋ではなかったものの、ロータリーの事業で親睦旅行以外で宿泊してイベントに参加するのは初めてで、新鮮な感覚がありました。

地区大会自体は、今年7月に新しい1万円札の肖像に「渋沢栄一」が採用されることから、「渋沢栄一」をテーマにした演出が行われ、高丹ガバナーと深谷ロータリークラブを中心に近隣クラブとの協力で素晴らしい式典となりました。


今回の式典での一番の印象は、2日目の「希望をつなぐ新世代」でした。青少年交換留学生・米山記念奨学生・グローバル補助金奨学生・インターアクトクラブ・ローターアクトクラブと高丹ガバナーがお話しされた、これこそがロータリークラブの基本だと同感しております。また、当クラブのグローバル奨学生の石塚あすりくんは、来週来ていただいて、色々報告いただく予定になっているのですが、その奨学生たちの印象がかなり強くて、もう本当に素晴らしいスピーチでこういう人たちがこれからの日本、世界を背負ってくれるんだろうなと感じた次第です。日本はもちろん、世界で活躍するリーダーとなっていただけるように祈念しております。
今回の式典で最も印象に残ったのは、2日目の「希望をつなぐ新世代」でした。青少年交換留学生、米山記念奨学生、グローバル補助金奨学生、インターアクトクラブ、ローターアクトクラブと、高丹ガバナーがお話された内容は、まさにロータリークラブの基本であると強く感じました。また、当クラブのグローバル奨学生である石塚あすりくんが、来週私たちのもとに訪れ、様々な報告をしてくれる予定ですが、その奨学生たちの印象は非常に強く、彼らが将来の日本や世界を担ってくれることを心から期待しています。彼らが日本はもちろん、世界で活躍するリーダーとなるよう、心から祈っています。

また、3/26は花見例会が開催されました。準備に関して若干の不備がありましたことをお詫び申し上げます。しかし、花が咲かなくても、親睦委員会の皆様が努力して準備してくださった素晴らしい場所で、美味しい食事と素晴らしい景色を楽しむことができました。心から感謝いたします。ありがとうございました。

先日は、北田会員の勲章受章パーティーに参加させていただき、ありがとうございました。北田会員の素晴らしい功績に触れ、感動いたしました。また、パーティーの中で北田さんの高校生のお孫さんがダンスを披露され、参加者全員から大絶賛されました。若さだけでなく、躍動感あふれるキレのあるダンスを披露していただき、それは本当に楽しませていただきました。

今月は、さいたま造幣局への企業見学が予定されています。まだまだロータリー活動は盛りだくさんですので、皆様のご参加を心よりお待ちしております。挨拶とさせていただきます。ありがとうございました。

幹事報告

道口 泰己幹事

皆様、こんにちは。それでは、幹事報告をさせていただきます。

【今月のロータリーレート】
今月のロータリーレートは1ドル151円です。


【理事会について】
本日4月2日、日東会館にて第10回定期理事会が開催されました。長時間にわたりまして、理事の皆様お疲れ様でした。


【例会予定】
・4月2日火曜日の例会は、卓話です。講師に第2570地区社会奉仕委員会アイバンク委員会委員長八木 拓也様にお願いしております。演題は「角膜移植とアイバンク」です。
・4月9日火曜日の例会は、卓話です。講師にロータリー財団グローバル候補生石塚 あすり様にお願いしております。演題は「グローバル奨学候補生としての抱負と使命」です
・4月16日火曜日は企業見学です。見学場所は、さいたま造幣局です。
・4月23日、30日の火曜日は、定款の規定により休会になります。
・5月7日火曜日の例会は、卓話です。講師に元所沢ロータリークラブ会員 大舘 則夫様にお願いしております。演題は「ロータリーとは」です


【各種報告】
・3月6日水曜日中国料理 所沢 離宮にて第3グループ会長幹事会が開催されました。五十嵐会長と道口にて参加してまいりました。
・3月29日金曜日、所沢東ロータリークラブ創立35周年記念式典が開催されました。五十嵐会長と道口にて参加してまいりました。
・新所沢ロータリークラブより例会変更のお知らせが来ております。メイクアップされる方はお気をつけください。


【地区から】
・ロータリー親睦活動グループ バイク日本支部が北海道で愛好会の大会をしますから参加しませんか。というご案内が来ています。興味のある方は事務局の方にお問い合わせください。
・地区大会が催されたことに関して、高丹ガバナーからお礼の連絡が入っております。
・令和6年能登半島地震への寄付金に対するお礼も届いています。

【退会のお知らせ】
J:COMの岩崎会員、大和証券の中村会員が4月より転勤という連絡を受けております。またどこかでご挨拶があると思いますので、よろしくお願いいたします。

以上、幹事報告を終わらせていただきます。

記念祝福

親睦委員会
加藤 和伸委員長

★ 会員誕生記念祝福 ★
淺海 剛次さん 道口 泰己さん 有坂 和亮さん

☆ 御夫人・御主人誕生記念祝福 ☆
當眞 昭子さん 細野 玲子さん 見澤 登美子さん 鎌田 生子さん
岩井 敏子さん 木下 富美さん 丸山 律子さん

♥ 結婚記念祝福 ♥
中井 眞一郎さん 内田 勉さん  高橋 興基さん 見沢 孝一さん
中 保憲さん 三上 誠さん 三浦 峰高さん 山崎 大二郎さん

委員会報告

親睦委員会
加藤 和伸委員長

親睦委員長の加藤でございます。

会長からもありました通り、3月26日に花見例会が開催されました。
大雨での開催は申し訳ないという気持ちもありましたが、皆様にご出席いただき、盛大に終えることができました。
御礼申し上げます。本当にありがとうございました。

職業奉仕委員会
平岩 敏和委員長

皆様、こんにちは。職業奉仕委員会の平岩です。

先ほどもお話がありましたが、今月16日に、さいたま造幣局の見学を計画しています。場所は新都心のすぐそばにあります。
毎度お伝えしていますが、こちらはお札ではなく、皆さんが日常的にお使いになるコインを造幣している場所です。

先ほど会長からのお話にもありましたが、叙勲で授与される勲章も、造幣局で製造されています。北田さんは職業奉仕委員会のメンバーであり、自分が受け取った勲章が作られるプロセスを見学することになります。また、博物館もあり、様々な記念メダルが展示されています。県の記念メダルや国内外で発行されたメダル、そしてオリンピックのメダルなど、興味深い展示内容です。1時間半では足りないほどの内容であり、ぜひお楽しみいただければと思います。

ウナギを食べながらのお昼食後、神社にも参拝し、商売繁盛を祈願しながら、桜がまだ咲き始めた時期なので、16日にはまだ桜が残っているかもしれません。桜が残っていれば桜を楽しむ予定です。現在、会員とご家族を合わせて39名の参加があり、まだ若干の余裕があります。参加をご希望の方、またはご家族をお誘いしたい方は、ぜひご参加ください。席には余裕がございますので、お待ちしております。よろしくお願いいたします。以上です。

次年度幹事
市川 雅已さん

次年度の幹事予定者である私からお願いがあります。
今日は受付で、来年度の名簿のチェックを行っていますが、このチェックは今回と次回の例会で行います。

紙の会員名簿に加えて、ホームページには会員専用のIDとパスワードが用意された会員名簿もあります。
そこに、次年度から希望される方の携帯電話番号とメールアドレスを掲載する予定です。

改めて私から皆さんに案内を送り、掲載の可否をお伺いします。
掲載を希望される方は、携帯の番号とメールアドレスを記入していただき、掲載させていただきます。
一方、絶対に掲載を希望しない方は、チェックを入れて事務局に返信していただけるようお願いします。

以上です。

スマイルボックス

スマイルボックス委員会
柳 麻貴 副委員長

五十嵐年度:574,500円

皆様、こんにちは。スマイルボックス委員会よりスマイルボックスの発表をさせていただきます。
本日は14名の皆様にご参加をいただきました。


アイバンク委員会 八木 拓也様、
本日は卓話をさせていただきます。よろしくお願いいたします。


鳥居 由美子さん
八木様、今日の卓話楽しみにしております。


鳥居 由美子さん
春ですネ。今日はお天気が良いのでニコニコしました。


村山 宣章さん
この度、息子が一橋大学大学院で必要学位を全て取り、博士(商学)の学位を修得いたしました。また、今月からは、紹介をいただいて、四国香川県の高松大学へ教員として赴任いたしました。親としては誇りに思う一方、非常に寂しく複雑な心境ですが、息子のこれまでの努力とこれからの活躍を祈り、ニコニコしたいと思います。


内田 勉さん
先日の花見の会の帰り際、わざわざ上野から中野まで、皆様で、お送りいただき、ありがとうございました。感謝です。


二上 昌弘さん
先日の花見例会は、多くの会員の皆様に参加いただきまして、ありがとうございました。又、本年度も残りわずかとなりましたので、皆様のニコニコへのご協力をお願いいたします。


平岩 敏和さん
昨日、当社の入社式があり、内定を出した5名全員が辞退することなく無事に入社いたしました。とても安心いたしましたのでニコニコいたします。


井関 克行さん
3月30日に池袋にお陰様で、小さいながらも新店をオープンさせていただくことができました。開店にあたり、お祝い花をいただきました。吉田さん、栗田さん、三浦さん、加藤さん、原さん、清水さん、丸山さん、ロータリーの友情に感謝です。


井関 克行さん
4月より文化幼稚園さんに長男、長女がお世話になることになりました。梅沢理事長、色々とご配慮いただきありがとうございました。


日髙 勉さん
八木様、本日はご講演ありがとうございます。アイバンクの理解に努めさせていただきます。よろしくお願い申し上げます。


梅沢 好文さん
新入園児をお迎えし、令和6年度がスタートできました。また、所沢文化保育園父母の会会長に井関さんがご就任いただきましたのでニコニコします。


日向 貴一さん
八木様、本日はお忙しい中ありがとうございます。卓話よろしくお願いいたします。また、北田さん、改めて叙勲おめでとうございます。素晴らしい祝賀会でした。


橋本 幹男さん
八木様、本日の卓話はよろしくお願いいたします。


北田 功さん
叙勲受賞の祝賀会無事に終えることができました。今後も稼業に一生懸命精進したいと思います。又、本日早退いたします。


加藤 和伸さん
先日の花見例会にご参加いただきました皆様ありがとうございました。当日は大雨、桜ナシという状況の中でしたが多くの方に遠方までお越しいただき、ありがとうございました。


斉藤 祐次さん
新年度になりました。新しい気持ちでスタートのためニコニコいたします。


残りわずかとなってまいりましたが、今、進捗率84パーセントでございます。来週も引き続きよろしくお願いいたします。以上でございます。

出席率発表

出席向上委員会
瀬戸山 達郎 委員長

総数:61名
出席:48名(うちZoom 0名)
欠席:13名

本日の出席率:84.20%

卓話 演題:「角膜移植とアイバンク」

講師紹介
プログラム委員会
吉田 慶副委員長

皆様、改めましてこんにちは。

八木 拓也様のプロフィールをご紹介させていただきます。八木様は、企業経営コンサルト会社である株式会社エースタッフの代表取締役社長を務めていらっしゃいます。

2018年12月に川越ロータリークラブに入会され、2020年から2021年度にはRI第2570地区ガバナー月信委員長、2021年から2022年度にはRI第2570地区アイバンク委員会副委員長を務め、現在は2023年から2024年度にRI第2570地区のアイバンク委員会委員長としてご活躍されています。また、地区事務所でDXコミュニティ委員としてもご活躍中です。

本日は角膜移植とアイバンクに関するテーマでの卓話を行っていただきます。
八木様、どうぞよろしくお願いいたします。

講師:
八木 拓也様(第2570地区社会奉仕委員会 アイバンク委員会 委員長) 

皆様、改めましてこんにちは。地区アイバンク委員会から参りました八木でございます。本日はお招きいただきましてありがとうございます。
また、歴史と伝統のある所沢クラブでで卓話をさせていただくことを大変光栄に思っております。重ねてお礼を申し上げます。

それでは、これから角膜移植とアイバンクというテーマでお話をさせていただきます。どうぞよろしくお願いいたします。

2年ほど前、コロナ禍の真っ只中で、ある新聞記事が私の目に留まりました。この記事は、読売新聞に9月に掲載されたもので、以下の通りです。『角膜移植の件数が新型コロナウイルスの流行後、2年連続で年1000件を下回っています。昨年度は過去最低の814件で、流行前の3~5割減少しました。ドナーが感染していないか確認する必要が生じたり、病床がひっ迫して手術が延期されるなどの影響があり、関係者は治療時期を逃す患者が増える恐れがあると危機感を募らせています。角膜を除く臓器移植の合計件数は年300から400件台ですが、角膜は脳死後だけでなく心臓停止後でも提供できるため、国内の角膜移植は1998年以降毎年1000件以上で推移してきました。しかし、コロナ流行後の2020年度は917件に減少し、今年度上半期も318件と同様の傾向が続いています。一方、日本アイバンク協会によると、核膜移植を待つ人は全国で2000人います。』このようなニュースがインターネット上で公開されています。このニュースに関連して、今日お話しするポイントがいくつか含まれていますので、後でそれらのポイントについて詳しく説明させていただきます。

今日は、実は皆さんに対して、「アイバンクの登録をお願いするつもりは一切ありません」ということをお伝えするために参りました。ただ、皆様の中には少々誤解されているかもしれない点があると感じていますので、その誤解を解消するためにお話を進めさせていただきます。

そもそも、臓器移植は、病気や事故によって臓器が機能しなくなった患者に他者の健康な臓器を移植して機能を回復させる医療手法です。この医療は、善意による臓器提供がなければ成り立ちません。臓器移植は、たとえば今、小林製薬の問題があるように、腎不全が発症することがあります。その場合、透析が必要になるかもしれません。透析を受ける患者の腎臓の機能を回復させる唯一の治療方法は腎臓移植です。同様に、心臓に関しても同じことが言えます。臓器の機能回復は臓器移植で回復させていかなくてはいけないということを理解していただきたいです。

臓器移植の歴史についてです。1958年に核膜移植の法律が制定され、その後、1963年にアメリカで初の肝臓移植、1967年に南アフリカで初の心臓移植が行われました。そして、1968年には札幌医科大学で日本初の心臓移植が行われました。私は昭和35年生まれでありますが、私よりも年上の方々は、その出来事を覚えているかもしれません。日本初の心臓移植で札幌医科大学は殺人罪で告発されるという事件が起きました。その結果、長い間、臓器移植が行われない時期がありました。1980年になってようやく、角膜及び腎臓の移植に関する法律が施行され、角膜の移植に関する法律と統合されました。その後、17年後に臓器移植に関する法律が施行され、脳死下の移植が可能になりました。


一方で、角膜移植は1958年から行われていたことになりますが、角膜が移植可能な臓器として早くから認められている理由について説明する前に、角膜について少し説明させていただきます。
角膜には血管が通っていないため、拒絶反応が起こりにくいという特性があります。このため、角膜移植は以前から行われており、戦時中には世界的に角膜移植が行われていたそうです。戦争中には、目の部分が傷つくことがあったため、角膜移植が行われたとされています。角膜は黒目を覆う部分です。一般的にアイバンクで保管されるのは目玉ではなく、角膜のみです。角膜は外界と直接接しているため傷つきやすいです。刺激や病原体の侵入を防ぐために適切な水分量を保ったりします。また、レンズの役割も果たしており、重要な器官です。カメラに例えると、角膜はカバーの役割を担い、水晶体はレンズの部分に相当し、網膜はフィルムに相当します。目玉全体の移植は非常に難しく、技術的にまだ実現可能なレベルには達していません。私は1例だけ知っていますが、それは、漫画の『ブラックジャック』に登場する手術で、移植した目はわずか5分しか持ちませんでした。それぐらい目玉全体の移植は難しいのです。角膜はというと表面の部分であり、ここには血管が通っていません。拒絶反応が起きにくいというのは、角膜が実際にはガラスのような透明な物質であるためです。そのため、角膜移植は意外と容易なのです。では、角膜移植が必要なのはどのような人々でしょうか。重度の病気や高齢者だと思われるかもしれませんが、実際には白内障の患者には関係ありません。白内障は水晶体が濁る病気なので、角膜とは直接関係がありません。角膜は外界に直接接しているため、傷つきやすく、また傷がついた場合の治癒も難しいものです。例えば、石が飛んできて片眼の角膜に傷がついた場合、この部分はなかなか治りにくく、もしくは治らない可能性があります。また、火事で顔面をやけどしたり、半分が火傷した場合、目の表面を火傷して目が見えなくなることがあります。このようなケースでは、角膜移植が唯一の解決策となることがあります。

次に、臓器移植の数の比較について説明します。核膜の提供者は2万1000人で、心臓は580人です。これは累計の数ですが、角膜移植手術は3万4000件、心臓は579件となっています。この数字は非常に興味深いです。角膜移植の件数が非常に多く、提供者よりも移植数の方が多いのはなぜでしょうか?その理由は、目が2つあるからです。つまり、一人が提供すると、2人に角膜移植ができるのです。また、角膜の病気や怪我は片目だけになることが多いため、一人が2症例に提供できるというのもあります。一方で、核膜移植が多い理由は、これまでの長い間にわたって確立された治療法があるためと、心停止後でも臓器提供が可能であり、亡くなった後6時間から12時間以内に摘出すれば移植に使えるという点も挙げられます。実際には冷凍保存も行われています。

人間の死には脳死と心停止という概念があります。皆さんが臓器移植と聞くと、脳死下での生体移植などを想像される方が多いと思います。なぜなら、心停止では限られた臓器しか提供ができないからです。脳死とは、脳の機能が停止し、元に戻らない状態でありながら、心臓や他の臓器がまだ機能している状態を指します。主に事故や脳血管障害によるものです。一方、心停止とは心臓が停止し、病室で死亡が宣告される自然な死の状態です。人間の場合ほとんどの場合が自然死です。心停止後に提供できる臓器は腎臓、脾臓、角膜のみであり、それ以外の臓器は脳死の場合にのみ提供が可能です。角膜は心停止後でも移植が可能です。

話してきた内容から、皆さんはおそらく臓器移植を悲惨な出来事として想定されていると思います。私の友人にも、脳死からの臓器移植を経験した方がいました。その方は脳血管が破裂して脳死状態になり、臓器コーディネーターが家族を説得し、臓器提供が行われたそうです。自然死の心停止後はどういう状態かというと、すでに通常の生命活動が停止している状態です。家族はこの状況に直面し、「そういえば、お父さんがアイバンクに登録していたから、アイバンクに連絡しなければね」という考えに至るようになっていきます。

臓器提供意思を示す方法についてですが、マイナンバーカードや運転免許証、健康保険証などに臓器移植の意思表示をすることができます。これらの書類に意思を表明することで、事故や脳死に至った際に医師が直ちに本人の意思を確認することができます。たとえば、健康保険証を見れば医師が臓器提供の意思を知ることができますし、交通事故などの場合には免許証を確認します。また、身元を証明するためにマイナンバーカードがあればマイナンバーカードを確認するでしょう。このような形で、本人の意思が明確に伝わるようにするため、こうした書類に意思表示をできるようになっています。ただ、私自身も臓器提供について悩んでいます。アイバンク委員長を務めながらも、家族のことを考えると、いざという時に臓器移植の判断をさせてしまうことについて思うところがあります。

臓器移植斡旋を行っているところは日本臓器移植ネットワークがほとんどです。ですから、脳死状態になった際にはまずこちらに連絡がいき、その後コーディネーターが派遣されます。それに加えて、アイバンク協会も存在しますが、これは全く別組織です。この組織が分かれているのは、臓器移植法が制定されてから何十年も経った後に、臓器移植ネットワークができたのですが、1958年に法律が制定されたアイバンク協会の歴史と伝統が古かったのに加え、脳死状態でない自然死でも角膜の提供が可能という点で、局面が異なるからです。

”いのちのおくりもの”という高校生が作成した小冊子は、臓器ネットワークと日本アイバンク協会が共同で発行しています。この書面には重要な内容が記載されており、「家族とよく話し合ってみましょう」という一文も含まれています。皆さんもこのような意思表示をされる場合、ご家族と相談されることが一般的です。万が一の場合に備えて、自身が臓器提供を希望する旨を周囲の人に伝えることが重要です。日本アイバンク協会では、まず献眼登録を行っています。提供者がいる病院から患者のいる病院へ角膜を斡旋する作業を行っています。ただし、日本臓器ネットワークでは角膜の扱いができないため、脳死状態の際に日本臓器ネットワークに連絡すると、角膜に関しては対応できない旨が伝えられます。臓器ネットワークのQ&Aには、「角膜移植について知りたいです」という質問に対して、「核膜移植は公益財団法人アイバンク協会が行っています。詳細は下記のURLをご参照ください」という回答があり、門前払いのような状況になっています。

そんな状況から、私たちアイバンク委員会では、アイバンクについて理解していただこうとしています。献眼登録カードがありますが、献眼登録されている方はいらっしゃいますか?簡単な用紙を書いて郵送するとすぐに登録ができます。この献眼登録カードを持っていると何か特典があるわけではありませんが、献眼登録されていることを示すことで、献眼が可能となります。ただし、残念ながら自然死の場合には意思表示ができないため、これを持っていても誰かに知らせない限り、献眼登録が進まないことがあります。ロータリークラブでは長年にわたってアイバンクの取り組みを行っています。そして、多くの方々が献眼登録されています。2570地区では献眼された方はたった1人となっております。

角膜移植に関する問題については、私たちの意識よりも、むしろ医師側に問題があることがあります。熱心な大学や病院の存在によって、角膜移植が進んでいる県とそうでない県があります。例えば、愛知県や神奈川県、そしてもちろん東京都では、角膜移植が積極的に行われています。東京では、順天堂大学がアイバンクを持ち、積極的に活動しています。一方、埼玉県では、埼玉医科大学が関与していますが、症例数が非常に少ないです。その理由は、提供者も少ないからです。例えば、神奈川県のある町では、お葬式の際には近隣の方々が手伝いをします。その方の家族や近隣の人々が本人の献眼に対する意思を知っていてアイバンク協会に連絡が来る場合があります。町全体が積極的に献眼に取り組んでいるのです。

角膜の提供者について話されましたが、その年齢層はどのようなものだと思われますか?今、自然死とお話ししましたが、実は、70歳を超える方々がほとんどです。若い人の提供はほとんどないのです。これも神奈川県での話だと思いますが、アイバンク協会のホームページには提供者の名前が掲載されており、ほとんどが高齢の方々で、100歳を超える方もいらっしゃいます。この点が重要です。心臓や肝臓などは、人間の寿命と同様に考えられます。つまり、私は64歳ですが、私の肝臓を若い人に提供しても、その先の使用期間は分かりません。しかし、角膜は160年から180年の寿命があると言われています。つまり、90歳の方の角膜を移植しても、まだ70年間以上使用でき、ほとんどの方が一生使えるということになります。ですから、高齢の方でも提供が可能です。また、近視や遠視、老眼でも、透明な角膜であれば提供が可能です。高齢の方々は白内障などの病気をお持ちの方もいらっしゃるかもしれませんが、角膜に関しては問題ありません。ただし、レーシック手術を受けた方は提供ができません。なぜなら、角膜の表面に傷が入り、薄くなってしまうためです。人間の死は、ほとんどの場合が自然死です。天寿を全うして亡くなった場合でも、眼球提供は可能です。しかし、多くの場合、遺族や周囲の方々は献眼登録をしていることに気づいていません。先ほどお話しましたように、献眼登録をしても、自分の中でだけにしまっておいても提供にはつながりません。自然死の場合、天寿を全うされる時に、家族も悲しいですが、非常に動転した状態になることが多いです。その時に、「お父さん、献眼登録していたよね」と思い出してもらうことが重要です。分からなくても、アイバンク協会に電話していただければ、登録があることを確認できます。「八木拓也さん、確かに登録されていますので、これからちょっとお邪魔してお話させてください」というように、対応していただけます。

今日は皆さんに献眼登録用紙をお持ちしようと思ったんですが、今日は登録していただくことよりも、まず誤解を解いていただきたい面があったので、それでお邪魔をしております。もしよろしければ、献眼登録をお願いをいたします。そして、献眼登録していることを家族や知人に知らせていただきたいです。臓器移植もそうです。ただ、臓器移植の場合は緊急事態なんで、お医者さんから連絡が入るので臓器ネットワークはすぐ来てくれたりしますが、献眼の場合には自然死なので、ほとんどの場合、献眼の意思に気づかないので、家族や友人にお話をされるというのがいいと思います。で、ロータリークラブの中で皆さんが献眼登録されているんであれば、そうだ○○さん、献眼登録してるねっていうことでお話をいただくことで、実際の角膜提供につながっていくということでございます。

以上、ちょっと駆け足になりましたけども、以上で終わらせていただきます。
ご清聴ありがとうございました。

所沢ロータリークラブ
60周年記念事業

寄贈ベンチが八国公園に無事設置されました。
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