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週報
Weekly Report

公開日:2022/12/6 第2879回例会  内容:第2878回(2022/11/29)レポート

例会予定

**第2879回例会のスケジュール**
12/6(火)年次総会 会場:ベルヴィ ザ・グラン

**次回以降のスケジュール**
12/13(火)卓話 講師:宮本 優様(所沢観光情報・物産 YOT-TOKO館長) 演題:「未定」 会場:ベルヴィ ザ・グラン
12/20(火)クリスマス会(移動夜間例会) 会場:東京湾クルーズ
12/27(火)休会( 定款の規定により )
1/3(火)休会( 定款の規定により )
1/10(火)休会( 定款の規定により )
1/17(火)新年会(移動例会)

お客様紹介

阿部 武志副会長

皆様こんにちは、今日のお客様をご紹介いたします。
秋草短期大学地域保育学科教授同学科長 臨床心理士の加賀谷 崇文さんです。よろしくお願いいたします。

会長の時間

三上 誠 会長

皆さん、こんにちは。今日初めてマスクを取らさせていただいて喋らさせていただきます。
一応、ここにガードがありますので、よろしくお願いしたいと思います。

 実は、私もマスクがあるとなかなか喋りにくいです。今、Zoomで例会中継しているのですが、Zoom例会参加者から聞き取りにくいという意見が寄せられています。会場が少し反響するということもありますが、正直に言うと私の滑舌が悪いということでございます。申し訳ございません。今日からマスクを取らさせていただきます。

 それでは、会長の挨拶ということで、話をさせていただきたいと思います。前回の15日ですけれども日高ロータリークラブの40周年に招かれまして、会長と幹事で行ってまいりました。その日の例会は次年度の会長幹事にお願いをいたしました。ありがとうございました。40周年記念に参加しまして、初めて日高ロータリーにメーキャップさせていただいたのですが、その際、式典ということもあるんですけれども、飯能ロータリクラブのロータリアンがほぼ全員出席されてました。私も知ってる方が、かなりいっぱいいたもんですから嬉しくなりました。親クラブが飯能クラブということで、やはり、この親子の関係がすごくうまくいっているなというふうに感じました。白井ガバナー補佐が所属クラブでいたものですから、「この少人数で、どうやってクラブ運営をされてるんですか?」っとお聞きしたところ、やはり全ての行事はできないけれども親クラブと共同協調しながら運用してる、常に親クラブに補佐をしていただきながら運営をしてる。とお話いただきました。老壮青がうまく入会されるとわずか20人足らずのところでも、それがうまくできてるっていうことが非常にちょっと感銘いたしました。

 この間は所沢5クラブの方でも会長幹事会がありました。実は我々色々共同でやってる事業があるんですけども、これも役割分担をはっきり決めて、それぞれのクラブをきちっとリスペクトして運営をしております。これもうまくいってるなという風に思っております。12月10日にこども「とうきち」将棋大会があるんですけれども、これで約半分の事業が終了するということで、みんなで集まった時にもう半年過ぎたんだねと感慨深くなりました。あと半年は惰性でやればいいのかね。っていう風に話をしたりさせてもらいました。まだ何かやり残してることがあればみんなで強調してこうという風に、5クラブ全会長が話してますので、この辺も先の日高さんと飯能さんとの関係みたいにうまくいってるのではないかな、という風に思っております。私にとっては他のクラブの地元の方でもお会いしてない方もいらっしゃるのでとても交友ができて自分のためになってます。


この間、SAAの炉辺会議もさせていただきました。今日、副SAAの鎌田さん、SAAの本橋さん、おやすみなんですけれども、SAAというのは例会の支度をして、後片付けをして、要は例会中に出席したしていただいた方々に心よくお帰りになっていただけるよう努めるのがこの仕事になりますが、なかなかうまくいかなかったっていううところがありました。新人さんが非常に多かったものもありますが来られる方に来ていただいて、お話をさせていただきました。お互い勝手が分からない同士で、あーだこーだだ探り合っていてもしょうがないんで、"SAAの役目としては、こういうことがあります。"という仕事の内容を幹事の方で文章化していただいて分かりやすくさせていただきました。次年度に役にた立てていただければなという風に思います。


 炉辺会議のその時にも話したんですけども、私、7月に入会して、9月までロータリーに来なかったんですけども、三ヶ島製作所の荻野皓一郎さんから呼び出されてこんこんと怒られました。ロータリーは1週間に1回、12時半から1時半だけなんだから、それが守れないようなやつはに、社長になれないよ。って言われました。そこで自分的にスイッチが入りました。必ず火曜日のその時間だけは空けるように心がけて、今、こういう形で会長職までさせていただくことができました。所沢ロータリクラブは昔からのすごい著名な方々の集まりです。入会したての頃は僕なんかがお話できる方々ではなかったです。そういう方々とこのお昼のランチを一緒に食べて、あーだこーだとお話をさせていただくという貴重な時間として、私は今でも宝に思ってます。それを入会3年目未満の方々にお話をさせていただいて、退会って、いう言葉は誰しもこう頭の中に入るんですけれど、も、JCや商工会議所の青年部もそうだと思うんですけども、楽しいっていうことを自分で見つけないと、やはり続けられないという風に私は思います。ロータリーは出席して新たな交友を増やすことが退会したくない気持ちに打ち勝つコツですと話をしました。皆さんも私はこういう形で見つけました。それぞれが違う目的でもいいので目的を見つけられて楽しいロータリーライフを楽しんでいただければ続けられることではないかと思っております。

 今回退会防止委員長も含めて強化委員長という形で、日向さんに委員長を引き受けいただいています。日向委員長さんの方にも話してるんですけども、新入会員が少しずつ増えてくるような予感がしてます。皆様、また、パスト会長様たちにご指導をいただきながら、今59名ですから60人超えられるような、60人超えると大所帯ですから、そのようなところで所沢ロータリを次に引き続ければという風に思います。

 来週は年次総会ですので、また皆様のご協力をよどうぞ、よろしくお願いしたいと思います。ありがとうございました

表彰:米山功労クラブ
所沢市より保険衛生の改善向上のために多額の資材を寄付した感謝状

見沢 孝一パスト会長

国際ロータリーの米山記念奨学会の方から米山功労クラブということで表彰をされました。
これはクラブの特別寄付金の累計が100万円に達したとき、米山功労クラブとして感謝状が贈られるとのことでした。先ほど、田中さんからお聞きしたら約10年でこの表彰を受けることができたということでございます。このようにいただいております、ありがとうございます。皆さんのご協力でございます。
それと、過日、所沢市さんから私ども所沢ロータリーに対して表彰され、私が代理出席させていただきました。理由としましては、保険衛生の改善向上のために多額の資材を寄付されました。ということで、市長様より規則に基づいて表彰いたしますということでこのように表彰されました。これは、令和3年4月12日に見沢パスト会長さんの年度で皆様のご寄付によって贈呈をさせていただいたことに対して表彰いただきました。ここで見沢パスト会長さんに前に出ていただいて、表彰状と記念品を渡したいと思います。どうぞ、よろしくお願いいたします。

幹事報告

淺海 剛次副幹事

皆さん、こんにちは幹事報告をさせていただきます。

まず初めに本日皆様のお手元に埼玉県腎・アイバンク協会様より広報誌を配布しておりますので、ご一読ください。
今まで冊子で配布されていたガバナー月信は廃止となりました。地区のホームページに掲載されることになりましたのでよろしくお願いいたします。当クラブのホームページにも、URLが貼り付けてありますので、ご覧ください。

それから続きまして、先ほど三上会長よりお話ありましたが、今月15日に日高ロータリー創立40周年記念式典に、三上会長と私が出席してまいりました。
それと、先週の22、23日で4月に予定しております親睦旅行の下見に行ってまいりました。伊豆北川温泉ホテル「望水」というところになります。コロナの状況にもよりますけれども温泉食事ともに素晴らしかったので、楽しみにしていてください。

また、先週の25日は市第5クラブう会長幹事に出席いたしました。主な議題は先ほど三上会長よりありましたが、こども「とうきち」将棋大会の打ち合わせでした。
担当クラブは西クラブ様となりますが、各クラブ3名ぐらいご協力願いたいということで、青少年奉仕委員会にお願いしたいと思います。


続きまして、当クラブの例会予定です。
来週12月6日第1例会は年次総会となります。
6日は、ベルヴィ ザ・グランで企業の健康検診車が3台入るため、駐車場での駐車が難しくなりますの。
第1文化幼稚園様の駐車場、もしくは、スターレンさんの第2駐車場にお停めいただいた方が、間違いないかと思います。
翌12月13日は通常例会。
それから20日はクリスマス会です。

それと、最後に例会変更のお知らせが所沢中央ロータリークラブ様より届いております。メイキアップされる方は、事務局までお問い合わせください。
以上幹事報告でした、ありがとうございました

委員会報告

親睦活動委員会
井関 克行委員長

親睦委員長の井関でございます。
以前からご案内させていただいておりますが、クリスマス会の方の締め切りが12月2日と迫ってきております。
多くの方に参加ということで申し込みいただいておりますけれども、まだまだ奮ってご参加をいただけるとありがたいなと思ってます。

ちょっとコロナの第8波というところで、皆さんご心配なところもあるかと思いますが、三上会長、淺海幹事ともお話しさせていただいて、万全のコロナ対策をした上で、なんとかやれる方向ということで今考えておりますし、実施をできれば、という風に思っております。皆様ふるってご参加いただければと思います。以上です

スマイルボックス

スマイルボックス委員会
篠宮 克彦 委員長

三上年度:271,701円

日髙 勉さん
 加賀谷先生、本日はご講演いただきまして、ありがとうございます。楽しみにしておりました。

三浦 峰高さん
 先日、ゴルフ同好会のコンペにて優勝させて頂きました。一緒にラウンドして頂きました、佐藤さん、北田さん、二上さん、ありがとうございました。次回は幹事としてもお世話になります。多くの参加をお願いします。

市川 雅巳さん
 本日は都合により早退いたします。申し訳けございません。

日向 貴一さん
 早退させていただき、警察の年末防犯の会議へ行ってきます。

有坂 和亮さん
 欠席させていただきます。

出席報告

出席向上委員会
市川 雅巳委員長

例会    総数  出席       欠席   %
2878回  59名  33名(Zoom 1名)  26名  63.47%

卓話 講師:加賀谷 崇文様(秋草短期大学地域保育学科教授同学科長 臨床心理士)
演題:「臨床心理士の仕事について」

講師紹介
梅沢 好文さん

皆さん、こんにちはと
 メンタリストDaiGoのビッグファイブテストという診断がありまして、それを受けたところ、私は、心に問題がある小心者という診断結果が出まして、そういう意味では紹介もしづらいんですが、本日の講師は秋草短期大学地域保育学科教授同学科長の加賀谷 崇文先生です。

 地域のクリニック、心療クリニックやあるいは保育所等々、うちの園の薬や保健の臨床心理士ということで相談をしていただいてるところでございます。
私自身も心に問題があるということで、先生とお話させていただきますと非常に心が楽になるということでございます。

 今日あの内容見るとそういうような感性の内容ではないみたいですが、多分私が知っているところでは、心理学と非常にあの難しい高度な学問でありまして、なんか聞いてもよくわからないと。私も心理学科というところだったんですけど、ほとんどわからないまま大学卒業してしまいました。心理学ってこうだっていうことをですね。多分、日本で1番分かりやすく、説明していただける先生が加賀谷先生じゃないかなと思います。

 今日、多分大学で行くと、大学院レベルの話もあるかもしれませんが、それを30分の中で、わかりやすくお伝えいただけると思います。ぜひ寝ないで見ていた聞いていただきたいと思います。どうぞお願いいたします。では、加賀谷先生よろしくどうぞお願いいたします

講師:加賀谷 崇文様(秋草短期大学地域保育学科教授同学科長 臨床心理士)

 皆様こんにちは。ただいまご紹介いただきました、秋草学園短期大学の加賀谷と申します。よろしくお願いいたします。


 日頃、女子学生に教えておりまして、今日は男性率が非常に高くて、男性が多いところで喋る機会が日頃あまりないものですから、今日大変緊張しております。大変貴重な機会を与えていただきましてありがとうございます。よろしくお願いいたします。


 今日は梅沢先生の方からお話いただきまして、カウンセラーの仕事でどんなことをやってるのかというお話です。カウンセリング自体はだいぶ社会に浸透してきまして、別に質問したわけではないけれども、AW授業の時にカウンセリングのイメージみたいなのを聞いてみたら、結構な学生が今までカウンセリングを受けたことあるってことを書いてくるんですね。一時期に比べると我々心理カウンセラーがやってる仕事自体は社会に浸透してきたなと思うのが多いんですが、その一方で、学生のその受給歴見たらですね。一体何も変わらないとか、意味不明だとですね。そういう感想が多く見受けられて、我々がこういうことを考えて、カウンセラーの仕事をしてるのかということを、今日はお話をさせていただこうと思います。


 簡単に自己紹介をさせていただきたいと思うんですけども、今ご紹介いただいきましたように、秋草短期大学地域保育学科学科長をしております。
今、秋草に勤めて、僕はの20年目なんですけれども、それまでは同じ所沢の早稲田所沢キャンパスで11年間学生をやっておりまして、家は府中にありまして所沢には31年間通っていることになります。専門は、臨床心理学と子育て支援というこで、子育て支援は秋草に勤めててからになったのですけれども、臨床心理学が専門ですかね。資格としましては臨床心理士という資格を取ってます。これも20何年前に取得しています。基本的にはの色々な支援を仕事としてまいりましたけれども、後で話しますが、最近、心理にもようやく国家資格ができたのです。それが、この公認心理士というものです。これの試験のための参考書を書いてたのですけど、自分自身はずっと試験を受けてなくて、去年、ようやく試験を受けました。一応合格することはできたのですがギリギリた。なので公認心理士の資格も今持っています。
 仕事の内容としては。心療内科のクリニックの心理カウンセラー、子育て相談とかそういったものをやらせていただいててます。臨床心理学は、3つの大きな考え方というのは決めさせていただくんですけれどもまその中でも精神分析学を中心にえと勉強してきました。細かいこと言うと大学院時代何がやってたかということ、催眠療法の研究をしていました。催眠療法を怪しいやつと思っている方もいらっしゃるかもしれません。僕は、大学院時代キャンパスを歩いている学生に声をかけて、催眠をかけて、「ああ」か「うう」とか言わせて、その声そのパソコンに入れて、普段の声はどっちかとかという、そういう研究やっていました。20代の時は催眠のことばっかりだからやってました。全く子育てかそういうことに関係ないようなことをしていました。秋草に勤めてから無事に催眠から抜け出すことができまして、それから梅沢先生の文化幼稚園にお世話はなってるんですけれども、今は子育ての手段の研究の方を行っていて、今の子育て世代の人たちが、SNSからどういう風に情報取っていくのかを勉強しています。今、個人的にSNSでやられてる方は、何を使われているのでしょうか?Facebookが多いかなと思うのですが、今子育て世代はFacebookを全く使っていません。もうインスタとか視覚情報からくるものばかりでちょっと文章を書いたら今の若い人は見ないですから、そういうその写真がその視覚的な方法が、どういう風に新しい情報に持っていくのかということをやっています。


 緊張をして、レジュメが固くなってしまっていますが、臨床心理学は心理学の1つの分野です。応用心理学これは何かと言うと、一般的なことをやるのではなくて、対象と限定された心理学です。どう対象が限定されてるか、要するに困っている人に限定されてるとそういう意味で捉えていただければと思います。レジュメには色々書いていますが、どれも要は悩みに関する研究をやったり、それをどう解決していくかとそういう、学問です。
それから臨床心理学は人に直接役に立たない。意味がないとみる人もいます。実践的な部分、そうじゃない部分も結構あるんじゃないかなって思います。けれども、臨床心理学の場合は、やっぱり現場で役にたたないと意味がないというところが大きな特徴ではないかと思っています。


 もともと心理学というのは、19世紀の終わりぐらいから20世紀に入るあたりぐらいから確立されていきます。心理学とそれまでにあった哲学との違いは何かというと科学的なデータがあるかどうかになります。心理学というのは、基本的には実験をやったり仮説したりとかにして、そこでデータを得てそのデータ見てある程度言いたいことがきちんとその実証された時に初めて事実として扱っている。そういうのがこの臨床心理学です。心理学の一分野にもなるわけです。私は完全な文系タイプでして、大学に入るときに早稲田の文学部に落ちて人間科学部に行きました。その時に、心理学に興味があって行ったのですけれども、実際に心理学コースに入ると、もう統計とかで計算ばっかりやります。それでみんないやになってしまう。僕も統計の授業といくと、この授業終わったらも事務室行って退学届けを取るかなと思って授業を受けました。暗い気持ちで授業を受けていたのですが、授業の最後に先生が「いや、こんなのは、自分で計算しなくてもパソコンでやってくれるんだよね」と言われて退学を思いとどまりました。それぐらい心理学って理系のものなんですね。臨床心理学もその1つのはずなんですね。


 先ほど申しましたように、臨床心理学は悩んでる人のことを色々考える学問なのですが、心理学は始まったとされる20世紀の最初のころ、古来から我々人間は人間として活動するようになって、ずっと悩み続けていることになります。ネットの情報なので本当かどうかわかりませんけど、なんか昔刻んまれた文字を解読したら、「今日の夕飯何にしようかな」という内容が書いてあたりとか、「最近の若者はなってない」とか我々が普段感じるような、本当にちょっとした悩みはずっと前からあったし、大きい悩みもずっとあったわけです。で、臨床心理学が出てくるまではこの悩をどういう風に解決していたかというと、基本的にやっぱり宗教でした。宗教というのは我々の文化の中で大きな力を持っていて、それは単純に心を癒すという部分だけではなくて、契約的なものもそうです。その宗教というのは心を癒すというよりも、人間の中の中心にあったわけですよね。その辺りで、やはりその後の、臨床心理学に繋がってくる部がありまして、ヨーロッパでは、キリスト教が中世以降は、すごく力もっていました。ヨーロッパは元々悩んだ時に教会に行って、それを教会の人に自分の悩みや罪みたいなを告白してきていました。なので、昔からヨーロッパでは悩んだ時に人に打ち明ける文化ってがあったわけです。ところが、日本人場合というのは座禅を組んだり自分の心に向き合ってが求められますから、座禅を組みながら自分の悩み知っていたわけです。しゃべったら怒られるわけです。日本人て、どっか自分の悩みというのは、自分が解決するのが強くなっています。人を頼るのは心が弱いことだと思ってイメージを日本人はどうしても持ってしまっているんです。海外では、私の悩んだら他人に話すって当たり前で、そういう意味では、やっぱり臨床心理学、カウセリングというのは、ヨーロッパ、キリスト教文化からできたものなのです。心理学をサイコセラピーといいます。ラテン語で「魂の救済」という意味です。割と宗教的な言葉なんです。そういうところでのやっぱり中世のヨーロッパのキリスト教が広がったとのはそれだけ人々に大きな力を与えていたという風にも解釈できます。


 ただ、それでよければそのままでいいんですが、残念ながら宗教というのは解決できない時の解釈の仕方として、極端になってしまうところがあり、異端としてみなされる。たとえば、
中世のヨーロッパで有名なのは魔女狩りというのがあります。実は、魔女という風に言われてる人たちで処刑された人たちの中には、精神障がい者がいたという話です。そういった異端な人に宗教的なことをやっても改善しない。そうすると、「悪魔に魂を売ったからだ。」。そういう見方を中世キリスト教では行われておりました。そのあたりのことが変わってくるのが、産業革命とかフランス革命とかがきっかけとなって、それまで宗教が抑えていた民衆の力をフランス革命で変わり産業革命も起きていて、もはやそういうところのいう事をを聞いて、自分たちの小さい所で、自分たちの目の前のものだけ作るのではなく、領地を飛び越えていく。作りたいものがいっぱい作れるようになって、それをどんどん出してくと金がよっぽど儲かるのがわかるし、そうする、やっぱりその宗教に代わって科学というものが、人々や生活を支えるようになっていきます。ただ、産業革命・フランス革命以降というのは、より高度な技術を開発していく。それを権力者ではなく一般市民たちがやっていくというのが科学で変化なわけです。そうするとここで1つ問題が出てきます。フランス革命を起こした時に革命軍が「自由と平等」というスローガンを掲げます。その時に精神障がい者はそれまでは、精神病院という牢屋に閉じ込めていました。ところが、それを解放しようという流れが出てきたのです。これは結構反対者が多かったらしいのですが、そのスローガンを掲げたうちの1人が、「自分たちは全ての人の自由と平等を掲げたのだから、精神病院も解放すべきだ」って言って解放しました。これどういうことかというと、それまでこの精神的に大きな不調をを抱えてる人たちというのは、異端とみなして牢屋に閉じ込めたりして隔離してる状態で一緒に暮らしてなかった。ところが、この革命以降は一緒に暮らさないといけなくなった。一緒に暮らさないといけなくなってくると、「そういう人たちってどういう人たちなのか」、あるいは「どうった治療できるのか」とか、そういう方向に必要性が出てきたわけです。そこで重要になってくるのがメスメル(Mesmer)になるんですけども、この人自体はフランス革命以前の人です。この人は何をやったかというと、それまでは、直らない病気と言われていたヒステリーの治療に成功しています。ヒステリーは今は使わなくなってきているのですが、ヒステリーとは常にキレているようなのが必しもヒステリーではないのですが、ヒステリーというのはストレスが原因で病気以外で手がうごかないとか記憶がなくなってしまうとか言葉が出てこないというものを指します。それを、メスメルは動物磁気理論というのを使って、初めて治療に成功しました。この人は、どういうことをしたかというと、当時のお医者さんは貴族のようにお金持ちも多いですから、お城みたいなところに住んでいます。一応映画などで見たのでが、庭にヒステリーの患者を何人も呼んで手をつないで円になって、そこにメスメルがロープを張って生演奏とか管弦楽とかをします。それで何かを叫びます。その叫びは何をするかというと、天に向かって「磁気よ私の体に舞い降りてこい」というんです。磁気というのは、磁石の磁気です。そうすると、メスメルに磁気が入ってきて、そのメスメルもみなが手をつないでいる中に入っているので、その磁気が巡って行って気を失ったり、痙攣したり、興奮状態になったりとか、そういう人が出てくる中でその状態を抜け出す時に症状が消えていました。メスメルは磁気のバランスを取っていた。そういうバランスを取ると、ヒステリーは消えた。そういう動物磁気理論をやっていました。もちろんこれは間違ってるんですけれども、これ何が大事だったかということ、宗教的な説明を用いずに治療に成功た初めてのケースだったのです。これは現代精神学の中では非常に大きなスタートだという風に考えられるんです。ただ、一方で権利者によっては全く相手にしない人もいます。何故かというと理論自体が間違っているからです。これも考えればわかると思うんですけど、我々が手をつないでも磁石がくっつくわけでもないですし、そんなのは全然当たってないです。理論的には間違っていたので、メスメルは嫉妬等もあり失脚していきます。調子に乗りやすい性格があったり、女性しか治療しないみたいな話もあり、しかもさっきの磁気が流れた時に、結構そこに性的なこととか伴うなることも結構あったようです。それで、あいつはいかがわしいことをやってるみたいな話なり、結局色々終わってしまい、失脚して表舞台には出てこなくなりました。やはり、この動物磁気理論はインチキだといって片づけられてしまいます。もう数十年が経ち、イギリスとフランスを中心に「や、でも、メスメル治療に成功してたよね。」ということにもう1回みんなが気づき始めます。それで、理論的には間違っているのだけれど、メスメル同じようなやり方をしてみたら、結構治療効果がある。そこで出てきたのが、催眠療法なのです。つまり、メスメルみたいに「磁気よ降りてこい」なんて言わなくても、「ぼーっとしてくる。ぼーっとしてくる」って人に繰り返していうと、みんなぼーっとしてくる。そこでメスメルがやってきたことというのは、思い込みで直していく。思い込みで直していくのではなくて、思い込みを起こさせれば人間は治るんだってことを、イギリスのブレイドがそれに気づきます。それが催眠療法と名付けられ、脚光をあびていきます。この催眠療法というのが、臨床心理学とか今の精進医学に直接結びついてきます。なので「催眠はインチキではないですね」と僕はいつも言っています。それでここで重要なのは、人の心や体というのは、まず気のもちようで変化するです。それはコミュニケーションでそういう状態が作れるれます。この2点というのが、やはりカウンセリングにも繋がってくるわけです。もう1つ大きいのが、フロイトが催眠に興味を持ったということです。皆さん心理学をやったことない方でもフロイトの名はご存知だと思います。フロイトは実は若い頃に学会で発表をします。フロイトの中では自分の発表が学会でスタンディングオベーションで…思うんですが、実際に発表してみたら誰も反応してくれなくて不貞腐れウィーン診療所をほったらかしにしてパリにでます。パリのデパートで催眠の実験を見るました。フロイトは催眠は面白いなということで、先輩が催眠さてるのを見て、その流れの中にあった人間が忘れているようで忘れていない領域、つまり無意識と名付けたのですが、皆さんも街中を歩いていて、ある時、突然私が話したことをふと思い出したりすることがある。それまではそんなことを考えた事もないのに、考えてもないことを思い出すまでは完全に忘れ去られている状態です。ところが何かをきっかけに出てくるってことは、実はそれは完全に忘れているのではなくて、心のどこかにあるから思い出すのです。その心のどこかというのが無意識なんです。フロイトは、大人の不調になった人で見ていく中で、どうも幼少期の記憶の中ですごく不安を抱えていて、その無意識の中で不安を抱えているから大人になって不調になるんだ。と言い始めています。ところが、その不調の原因を思い出そうとしても思い出せない。なのでフロイトは「自由連想法」といってぼーっとした状態で頭に浮かんだものを次々と言わせてみたり、夢を解釈して判断したり、「転移分析」といって患者さんがカウンセリングに対して向けてくる感情というのが、本当はその親を向けたかった感情なんだって踏まえて、そこを分析していくそういう独自の方法を開発しました。フロイトは19世紀の終わりから二十世紀にかけて活躍した人です。ここが臨床心理学のスタートだという風に言われています。


 では、実際に我々認証心理士が精神分析を使ってどういうものをカウンセリングでやるかというと、もし皆さんがカウンセリング受けに行って、今の話をしたいのに、妙に昔のことを聞かれるなぁ…思ったとします。それはなぜかというと精神分析系のカウンセラーでほとんどそうなんですけれども、今の悩みと過去の悩みはつながっているものと考えられています。そうすると
今の悩みは過去の悩みにつながっているのです。なので今の悩みを解決するには幼少期の悩み、不安を解決しないといけないのです。なので過去の話とかを非常に詳しくききます。カウンセリングに慣れていない人は今の話がしたいのになぜ昔の話をしなくてはいけないのですか?ときかれますが、説明はしますし、話を聞いたりします。我々は相手が怒ったとしても、自分が悪いとは思いません。怒ってるのは過去の親に向けて怒っていて僕じゃないんだと思っています。じゃあその親に向けて怒るこの感覚はなんなのか。みたいに、そういう分析をしたりします。精神分析の場合は、それがもう綿密にこちらが確信になっていろんなものを映し出せる鏡になければいけません。治療構造とか、要するに、もう、完全に引き上げにするとか、それから、時間とかお金とかですね。そういうを枠組を非常に重視した形で行います。だからの精神分析系の所に行くと、キャンセルしてもお金取られてます。それはお金を払ってでもキャンセルしたいと分析されています。ただ結果としてですね。さっき心理学も科学という話はしてきましたけれども、精神分析で過去の話を読み解いてしてしっくり来たとしてもこれ仮説でしかないです。そういう意味で精神分析は科学的ではないという批判はすごく多いです。それから、フロイトがユダヤ人なのでこれユダヤ人の文化で影響してるんですけれども、フロイトのことを全部そのまま鵜呑みにすると、ちょっと性的なことにばかり注目しすぎなんですね。全部セクシャルな所に結びつけるんです。僕が議論としては面白いと思ってるんですけども、日本人の文化に当たらないとしてもそこまでもそこを重視しなくても、別に、色々普通にできる分析できると思うので、フロイト自身の精神分析というのは、今の感覚で言うと性的なことを重視しすぎというのがあります。あとは時間がかかりすぎます。もう本当に厳密の精神分析は、1週間で3回以上。1回1時間で大体1回カウンセリング料1万円とか、それを半年以上精神分析を受けると精神分析に認められます。そういうのが入るんで、ものすごい時間かかるしお金もかかる状態のかかります。簡易バージョンをやってるパターンも多いですけども、いずれにしても、そんなにこう早く解決しようという気はありません。もっとじっくりゆっくりやるので効果が出るのに時間がかかってしまったりするのです。

 それに対して2つ目の考え方としてに認知行動療法があります。これは20世紀初頭に、先ほど申しましたいわゆる心理学というのが発展してきます。その発展に伴い確立されたのが認知行動療法ですが、これは基礎心理学のデータを使ってカウンセリングをしていこうというものです。イラストを載せてるのは、スキナナーズボックスと言ってスキナーが考えたネズミの条件づけや行動研究に用いる実験装置なんです。これ、ネズミが箱の中をちょろちょろちょろ動いてるといるとある片方は餌がでてきてある片方は電気ショックが流れる。ネズミは最初はわからないのですが、だんだん電気ショックの方に行かなくなり餌の方ばかりに行きます。
つまり、自分にとっていいことをやるやるという学習をする。自分にとって悪いことが起こるとやらなくなるわけです。それは、オペラント条件と言われています。例えばこれをカウンセリングに応用すると、例えばそのクライアントが、その自分に、望ましい行動を取ったら褒めるわけですね。あんまりそれ自分が調子あげるとよくないよ。どいった行動をとった時はそのまま引きます。そういう風にカウンセリングでやることによって、少しのことがが変わってくるわけです。例えば、痩せるためには体重計に乗れという話がでます。なんであれがいいかって言うと、痩せようと思ってダイエットをする。食べなかったり気を付けたりすると体重が減ってる。これ、自分といいことになるわけです。だから、食べないことや気を付けることがで強化されていきます。ところが食べてしまった。食べてしまったことにより体重が増えるわけですね、増えるのは自分にとって罰でになります。だから、食べすぎたことが言えるわけです。そういうものをバイオフィードバックといいます。それで、認知行動療法の人たちのやり方の特徴というのは、精神分析の人たちは原因ばっかり探しています。認知行動療法の人たちは、原因を考えないで症状のことばっかりです。例えば電車に乗れないという人がいたら、電車に乗るようにすればいいのです。
我々推神分析の人は、なんで電車に乗れなくなったんだろう?という原因を考えています。行動認知療法の人たちは、原因については考えずに電車に乗れるようにすればいいでしょ。ということで動きます。短期的に効果を出すという側面では認知行動療法というのは非常に有効です。今後、公認心理士ができて、カウンセリングもう少ししたら保険適用という話がでてきてるので、そうするとアメリカとかだと最初の2か月間はカウンセリングをします。ある程度の早めに効果を出さなきゃいけないってことを考えた時には認知行動療法というのはカウンセリングのメインになってくるのかなと思います。

 この3つ目として、ここは実はあんまりみんな批判しないですけれども、クライエント中心療法というのがあります。これはアメリカ人のロジスが20世紀の半ばになって考えた心理療法で、これは何かというと基本的には「悩んでる人の話をどのように聞けばいいのか」そういう理論になります。これはですね、実は1回目のカウンセリングの中心的な理論になります。簡単に話しますと、クライエント中心療法のは悩み事を否定しないで聞き続けるというのがクライエント中心療法になります。クライエント中心療法の考え方というのは基本的には、「人間というのは、理想実現のために努力をする。ところが嫌なことが続くと、どうしてもその努力ができなくなってしまうから、まず現状を他人に受け止めてもらう。他人に受け止めてもらったら、それはそこまで酷くないんだなってのがわかったら、また自分で努力できるようになる」というのが、クライエント中心療法の考え方です。ですから、とにかく否定しないでカウンセラーがそれが聞き続ける。となります。これ、話を聞いていてアドバイスをしないために、「非指示療法」といわれることがあったりしますが、これが今のカウンセリングが中心になります。ただ、やっぱり、「カウンセリングに行って思ったのだけど、ただ聞いてくれるだけど、何も言ってくれないんだ。」って人はやっぱり多いです。それからカウンセラーによっては、本人が困ってることで相談するのに「大丈夫ですよ」なんか、言っちゃったりします。なんでもオッケーしてしまうんです。ロジャーズのカウンセリングのビデオを見ると、ロジャーズにものすごい強い信念があって、自分にとって正しいと思うことはどんどんやりない。自分にとって正しくないことは正しくないのだからとすごい強いメッセージを相手に言うんですね。日本人って、にこやかに相手のことを否定しないカウンセラーにはすぐ飛に飛びついちゃうんですけど、実際の中でもう、信念を持ってやってます。


 実際、臨床心理学にはさまざまな考え方があり、お互い相反することも多い。そもそも臨床心理学者の理論と生き様は密接な関係にあり感情的にぶつかることも多くなっています。現場では複数の理論を適宜つかっていく折衷主義が多くなっています。臨床心理士は結果、相談役という枠組みの中での理論や活動が多くなってしまいました。2018年度からスタートした新しい国家資格公認心理士は他職種との協働・連携を重視していきます。


1点だけ、別件で皆さんので入がありまして、ここで話してわかんないんですけれども、来年、所沢市のイベントで航空公園で空飛ぶ音楽祭があります。それの実行委員長をやっておりまして協賛とかですね、その辺でお願いしたいなと思ってることがありますので、その時にはまた、話を聞いていただければと思います。ありがとうございました。

今週のヒトコマ

♪ソングリーダー♪
吉田SAA
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