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週報
Weekly Report

公開日:2023/9/12 第2908回例会  内容:第2907回(2023/9/5)レポート

例会予定

**第2908回例会のスケジュール**
9/12(火)卓話 講師:小山 亘様(埼玉りそな銀行 経営管理部サステナビリティ推進室 担当マネージャー) 演題:「脱酸素に向けて企業に求められる役割と埼玉りそな銀行の支援」 会場:ベルヴィ ザ・グラン

**次回以降のスケジュール**
9/19(火)定款の規定により休会
9/26(火)卓話 講師:蓑田 秀策様(100万人のクラシックライブ 代表理事) 演題:「100万人のクラシックライブの活動について」 会場:ベルヴィ ザ・グラン
10/3(火)ガバナー補佐訪問 講師:齋藤 栄作様(入間RC)(第3グループ ガバナー補佐)  会場:ベルヴィ ザ・グラン

本日のお客様

細渕克則様(入間RC)

会長の時間

五十嵐 俊昭 会長

皆さんこんにちは、9月に入り少しは涼しくなくかと思いましたが毎日30度を超える猛暑となっています。体には十分注意しながら過して頂きたいと思います。

先日の「納涼会」は、多くの参加を頂きましてありがとうございます。親睦委員会の皆様には感謝しております、この後に親睦旅行を控えておりますので、多くの方の参加をお願い致します。

今月のRCのテーマは「基本的教育と識字率向上月間」となっています。読み書きのできない15歳以上の人の数は、世界に約7億7500万人。これは、全世界の成人の17%にあたります。しかも、学校に通っていない子どもは世界に6700万人いると言われています。地域社会が自力で学校を支え、教育における性差別を減らし、成人の識字率を高められるよう支援することが、私たちの目標です。地区から、5クラブ共同事業である補助金申請が了承されまして、今後年末までに「所沢市こどもと福祉の未来館」の休憩場所にテーブル・ベンチを設置する予定です。これも未来ある子供が未来館に来館されたときに活用できる施設だと感じており、RCのテーマに沿ったものだと思います。

今年は10月まで暑さが続く予想となっています、繰り返しになりますが体には十分注意しながらお過ごしください。

幹事報告

道口 泰己幹事

皆様、こんにちは。それでは、幹事報告をさせていただきます。

【ロータリーレート】
今月のロータリーレートは、1ドル146円です。

【理事会開催と例会の予定の連絡】
本日、ベルヴィ ザ・グランにて第3回理事会が行われましたと。

例会の予定の報告をさせていただきます。
本日、9月5日の例会は卓話です。講師に、いわなみ鍼灸院の橋本巌様にお願いしております。演題は「地域医療における鍼灸の役割」です。どうぞよろしくお願いいたします。
9月12日の例会は卓話です。講師に、埼玉りそな銀行 経営管理部サステナビリティ推進室 担当マネージャー 小山 亘様にお願いしております。演題は「脱酸素に向けて企業に求められる役割と埼玉りそな銀行の支援」です。
9月19日は定款の規定により休会になります。
9月26日の例会は卓話です。講師に、100万人のクラシックライブ 代表理事 蓑田 秀策様にお願いしております。演題は「100万人クラシックライブの活動について」です。
10月3日の例会はガバナー補佐訪問です。講師は、第3グループガバナー補佐の齋藤 栄作様。入間ロータリクラブの方です。


【各種報告】
地区より:
・「END POLIO NOW ウォーク」のご案内が来ております。日時は11月4日の土曜日の8時半より。井関会員と栗田会員が参加しますので、ご興味のある方はこの2人に聞いていただくか事務局の方にお問い合わせをよろしくお願いいたします。
・第21回ロータリー全国囲碁大会のご案内が来ております。日時は10月21日土曜日の9時30分登録。ご興味のある方は事務局の方にお問い合わせください。

協賛:
第34回所沢シティマラソン大会開催に伴う協賛のお願いが来てました。今日、理事会で通りまして、クラブからは1万円シティマラソンの方に協賛させていただきます。

ガバナー月信:
地区の方から、毎月冊子が送られてきていましたが、今月からインターネット配信となり紙ベースで配らないことになりました。各自ダウンロードという形になりましたのでご報告します。


ポール・ハリス・ソサエティ:
鳥居由美子会員による、ポール・ハリス・ソサエティについてです。鳥居さんが1000$寄付してくださっています。


第2回会長幹事会:
9月8日金曜日、入間市にあります料亭 魚いちにて第3グループの第2回会長幹事会が開催されます。
これは五十嵐会長と私にて参加してまいりますので、よろしくお願いいたします。
以上、会長報告を終わります。ありがとうございました。

入会式

会員増強・退会防止委員会 本橋 敬明委員長

皆様、会員増強・退会防止担当の本橋です。

本日は、新しい会員のご紹介をさせていただきます。ご紹介いたしますのは、原卓矢さんです。

本来は、新入会員を推薦してくださった皆様から紹介していただくのですが、残念ながら、推薦者である倉片さん、武藤さん、淺海さんの方々は本日お休みでいらっしゃいます。そのため、YGの仲間である清水君から原卓矢さんの紹介をしていただきます。

新入会員紹介
清水 源太さん

皆様、こんにちは。私は原卓矢さんとは所沢商工会議所青年部で数年にわたりお付き合いさせていただいております。本日は、原卓矢さんの入会に際し、推薦者である武藤さん、倉片さん、淺海さんに代わりまして、お話をさせていただきます。

まず、淺海さんからいただいた推薦文をご紹介させていただきます。
「原卓矢さんは、株式会社原測量の代表取締役で、土地家屋調査士の資格を持っています。前年度は所沢商工会議所青年部の会長を務め、現在は49歳です。会社の所在地は所沢市山口にあり、ご自宅はふじみ野市になります。月に代行代で5万円以上を使っているとのことです。趣味はゴルフと洗車で、家族構成は香子さんと2人で仲睦まじく暮らしております。」とのことでした。

私からも、原卓矢さんについてご紹介させていただきます。彼は青年部での活動を通じて、非常に社交的で仲間意識の高い方です。歴史と伝統を重んじる所沢ロータリクラブにおいても、素晴らしい活躍が期待できることと思います。どうぞ、皆様よろしくお願い申し上げます。

新入会員
原 卓矢さん(株式会社 原測量 代表取締役)

皆さん、こんにちは。株式会社原測量の原と申します。武藤さん、倉片さん、淺海さんによるご紹介を受け、入会させていただきましたこと、まずは心より感謝申し上げます。

今後、所沢ロータリークラブで歴史と伝統を継承し、さらなる活動を共に築いていくことを心から願っております。どうぞよろしくお願い申し上げます。

記念祝福 9月

親睦委員会
加藤 和伸 委員長

★ 会員誕生記念祝福 ★
増田 武英さん 五十嵐 俊昭さん 中 保憲さん 細野 達男さん
井口 一世さん 北田 功さん 日髙 勉さん 瀬戸山 達郎さん

☆ 御夫人・御主人誕生記念祝福 ☆
大野 喜代美さん 高橋 千景さん 池田 ふみ子さん 梅沢 雅代さん
三上 千秋さん 橋本 頼子さん

♥結婚記念祝福♥
北田 功さん 中村 有佑さん

委員会報告

親睦委員会
加藤 和伸 委員長

【納涼会お礼】
続きまして、前回の8月29日に行われた納涼大会についてのお礼です。
50名の方々がご家族も含めてご出席いただき、盛大に行うことができました。委員会等の席には若干の余裕があったかもしれませんが、多くの方から「良かったです」「楽しい時間を過ごせました」というお声もいただき、本当に素晴らしいイベントになりました。ご出席いただいた皆様、本当にありがとうございました。

【親睦旅行】
親睦旅行の現段階での日程と場所についてお知らせいたします。
理事会での審議中ですが、皆様のご予定もありますので親睦旅行の詳細について少しお話させていただきます。
現段階の予定では、11月の10日(金)と11日(土)、新潟県にある長岡市の蓬平温泉を訪れる予定です。蓬平温泉は長岡の奥座敷と称され、静かな温泉街で自然と温泉を楽しむことができる場所です。多くの皆様に、この美しい自然環境と温泉を存分に楽しんでいただきたいと考えております。バスでの移動を予定していますが、詳細は変更される可能性もあります。その際には、改めて詳細情報を皆様にお知らせいたします。どうぞご了承ください。以上です。

国際奉仕委員会
井関 克行委員長

国際奉仕委員長の井関です。先日、9月2日、東松山インターにて、約10~15分ほどの距離にある、国立女性教育会館で行われたロータリー財団セミナーに参加しました。このセミナーには、所沢からも補助金委員会の一員である鳥居さんと共に参加しました。鳥居さんは平和フェローも担当されております。私自身も初めて知ることとなりましたが、所沢クラブがスポンサークラブとして支援しているグローバル補助金奨学候補生の石塚あすりさんがいらっしゃいました。石塚さんの研究課題でもある難民問題ついてのプレゼンテーションを聞く機会がありました。

現在、難民問題は非常に深刻な課題となっており、その解決に向けて日本が貢献できることを考えており、イシヅカさんのお話は非常に印象的でした。私たち所沢ロータリークラブとしても、彼の取り組みを応援し、協力していければと考えています。ちかいうちにの機会を設けて彼をお招きしてお話を伺えるよう、検討したいと思います。

また、ロータリー財団について、私自身もあまり詳しくなかったのですが、このセミナーで3時間にわたる学習の機会をいただき、まだ理解しきれていない部分も多いですが、ポールハリスフェローの寄付金について、1,000ドルを財団に寄付するという内容について説明を受けました。ただし、現在の為替レートの影響で、寄付額が高くなる可能性があるため、クラブの会長や幹事と相談しながら、2名の方にお願いをし、どのタイミングで寄付を行うか検討中です。前年度には栗田くんと井花くんが寄付を行った経緯があり、今回も入会順に従って寄付の詳細について調整を進めますので、皆様、心の準備と寄付のご準備をお願いいたします。

また、毎年1000ドルの寄付を行っている鳥居さんや、ポールハリスフェローの寄付に興味のある方がいらっしゃれば、私にお知らせいただければ、寄付の調整を行いますので、どうぞよろしくお願いいたします。

以上が委員会報告となります。ありがとうございました。

スマイルボックス

スマイルボックス委員会
岩崎 貴行委員長

五十嵐年度:166,500円

鳥居由美子さん
細渕さんようこそ所沢RCへ。楽しんでください。


當眞正純さん
長い夏休みを頂きました。リフレッシュしてRC活動頑張りますが、本日所用により早退いたします。


日高勉さん
橋本先生、本日は講演ありがとうございます。地域医療の現状を勉強させていただきます。楽しみにしておりました。宜しくお願い申し上げます。


梅沢好文さん
ニコニコに謝罪
今回は新聞などで報道の通り、「バス降ろし忘れ事故」を本園でおこしてしまいました。所沢ロータリーの皆様および関係各位の皆様のご信頼を裏切り体面を汚すような事態になりましたことを深くお詫び申し上げます。2000人の乳幼児をお預かりする責任者として深く反省し、以後絶対にないように300人の職員に徹底する所存です。一刻も早く信頼を取り戻せるように全力を尽くしてまいります。


日向貴一さん
橋本様、本日は卓話を頂き誠にありがとうございます。楽しみにしております。


見澤英一さん
橋本先生、本日の卓話楽しみにしております。宜しくお願いいたします。


橋本幹男さん
橋本様、講師をお引き受けいただきありがとうございました。どうぞよろしくお願いいたします。なお、大変申し訳ありませんが本日講習会のため欠席させていただきます。


本橋敬明さん
原さん、ようこそ所沢ロータリークラブへ!


斉藤祐次さん
橋本先生、本日は卓話よろしくお願いいたします。所沢市鍼灸師会の先生で経絡治療学会でもご活躍とのことで楽しみにしております。


清水源太さん
本日、原卓矢さんが歴スト伝統ある所沢ロータリークラブへ入会となりました。おめでとうございます。今後はロータリアンとしても宜しくお願いいたします。


岩崎貴行さん
8月、都合が合わずすべて欠席となり申し訳ありませんでした。9月からまた頑張ります。


原卓矢さん
この度は入会おご承認いただきまして誠にありがとうございました。歴史と伝統のある所沢ロータリークラブに入会させて頂き誠にうれしく思います。今後ともよろしくお願いいたします。

出席率発表

出席向上委員会
瀬戸山 達郎 委員長

総数:59名
出席:40名(うちZoom1名)
欠席:19名

本日の出席率:74.08%

卓話:地域医療における鍼灸の役割

講師紹介
エンジョイヘルス委員会
日向 貴一委員長

皆さん、こんにちは。エンジョイヘルス委員会の担当および委員長である日向です。
本日、何度かご紹介がありましたが、本日の卓話の講師はいわなみ鍼灸院の院長、橋本巌様です。橋本様は地域医療における重要な役割を果たされており、本日はそのお話を伺う機会となります。この講演は、エンジョイヘルス委員が五十嵐年度に2回卓話のプログラムを担当することとなり、今回が第1回目で、2月にもう1回の講演が予定されています。五十嵐年度の始まりの頃に、岩下先生のご紹介を受けて橋本先生にお会いし、本日の講演を実現させるきっかけとなりました。橋本様は見澤英一さんのご親戚であり、市内では著名な方で、さまざまな著名なスポーツ選手なども診療されているとのことです。楽しいお話を期待しております。それでは、橋本先生、どうぞよろしくお願いいたします。

講師:いわなみ鍼灸院 橋本 厳様

改めまして、皆さん、こんにちは。本日はどうぞよろしくお願い申し上げます。 まず、この貴重な機会をいただき、会長様、心より感謝申し上げます。

私には岩下先生とのご縁がありまして、日向さんと同じく血圧の薬を処方していただいております。また、ご紹介いただきました通り、うちの家内の実家が所沢市、日比田、東所沢の地で製茶業を営んでおり、見澤英一さんと親戚関係にあたります。今日はどうぞよろしくお願いいたします。

では、スライドに従って、順を追ってお話させていただきます。私は1974年に生まれ、今日の新入会の原さんと同じ年齢で、ちょうど49歳になります。生まれは静岡県焼津市で、父親は魚屋を営んでいました。

高校時代にはラグビーをしており、花園大会に出場経験がありますが、私自身は出場選手ではなく、先輩に連れて行ってもらっただけの存在でした。大学付属の高校に進学しており、大学進学も決まっていましたが、自身の怪我が鍼灸療法で治癒された経験から、鍼灸の道に進むことを決意し、京都にある明治鍼灸大学に進学しました。1996年には鍼灸師の資格を取得しました。

その後、私の師匠が東京の原宿にある神宮前の診療所で診療をしており、内弟子として10年間、非常勤の鍼灸師として8年間在籍しました。同時に学術の道にも進み、伝統鍼灸学という分野を専攻し、学位を取得しました。

翌年、2014年には、鍼灸院を宮本町で開業しました。その後、現在は松葉町で鍼灸院を運営しています。家内が所沢出身であるため、以前は川崎に住んでいましたが、子供を出産した際に行き来が大変だと感じ、所沢での生活を選択しました。所沢の地域にお世話になっており、開業場所も迷っていましたが、宮本町が良い場所と紹介されたことから、所沢での地域医療への取り組みを決断しました。

私は講師として、専門学校や大学などでも教鞭をとっています。今年は休んでいますが、国立リハビリテーションセンター(北側の防衛大学校にある)でも教えています。また、視力障害者に按摩や鍼灸を教える過程があり、そのために非常勤講師も務めています。所属する教団は、先ほどご紹介いただいた通り、所沢市鍼灸師会、埼玉県日本鍼灸師会となっており、政治連盟などの活動を通じて、医学会や鍼灸学会にも所属し、研究発表なども行っています。写真の中には私が講演をしている様子がいくつか含まれています。1番下の写真は治療院の内部で、後で治療院の様子もお見せいたします。


今日は地域医療における鍼灸の役割についてお話しします。まず、鍼灸師とは何か、鍼灸師になるためのステップについて説明し、その後、当院の治療について紹介します。

鍼灸とは、古代から存在している治療方法で、日本では特に独自の方法が発展しました。鍼を使った治療の一例が、手に小槌を持ち、鍼をポンポンと叩いて神経に刺激を与える方法です。この手法は日本独自のもので、古代から行われてきました。この方法は、南方経由で入れ墨に由来するとも言われており、入れ墨は鍼に顔料を付けて刺す方法で、古代のまじないや痛みを和らげる治療に使用されました。このような痛みに対する治療は、古代から存在していた可能性が高いです。

日本において、鍼灸の歴史は非常に古く、日本独自の鍼博士である丹波康頼が医心方という書物を書きました。この書物には、中国の書物を引用した内容が含まれていますが、同じ名前の中国の書物とは異なる内容が記載されています。これは、当時の中国の書物が失われていたため、医心方の内容がより古いものと考えられています。戦国時代には、曲直瀬道三という人物が登場し、日本独自の鍼灸を発展させました。道三は、大陸から伝えられた医学を受け入れるのではなく、日本独自の鍼灸を確立しました。道三の人物像は非常に興味深く、大河ドラマなどで取り上げられるべき面白い人物と言えるでしょう。彼の物語は多くの人々に知られています。道三の物語は魅力的で、日本の鍼灸が発展していく過程が描かれています。


杉山和一という方は、徳川義家の家臣で、彼は次男でした。武家の家庭では、通常、長男が家督を継ぐことが一般的でしたが、次男が医者になるケースが多かったと言われています。杉山和一自身が視力の障害を抱えており、彼は視覚障害者の教育に尽力しました。

彼の関わりの一つとして、江の島弁財天に墓があることが挙げられます。ある日、江の島で転倒した際、椎の葉に松葉が入っている様子を見て、彼は管鍼法という方法を開発しました。この方法では、管の中に鍼を入れてから上からトントンと叩くという手法を用い、これが日本式の鍼治療の基となりました。この方法は、鍼を触らずに使えるため衛生的であり、現在でも世界中で広く利用されています。

この管鍼法を広めるために、静岡清水に本社を置くセイリンという会社が設立され、世界シェアナンバーワンの企業として成功を収めました。杉山和一の貢献が、鍼治療の発展に大きな影響を与えたことは間違いありません。

岡本一抱という方は、非常に優れた文化人で、近松門左衛門の弟でした。彼は中国医学文献を和訳したことで有名です。同じ時期に江戸では民間で鍼灸の施術が行われていました。民間で施術を行う際、どの部位に鍼を刺すかを指南する専門書が和訳され、一般に使用されました。また、日本式のお灸についても触れられています。江戸時代には、経絡に沿ってお灸を灸する方法が発展し、特に体の特定の部位にお灸を当てる技術が洗練されました。この技術は、精米の際に使用される唐箕と呼ばれる機械の発展と関連があります。新潟の米は、精米の過程で氷や雑物が取り除かれ、非常に細かな毛酸に仕上がるため、この地域で特に優れたお灸が生まれたと言えます。このように、日本独自の鍼灸治療法やお灸の発展には、時代背景や地域の特性が影響を与えた要素が多く含まれています

杉田玄白は、解体新書として知られる書物で有名で、この書を訳す際に漢方の用語を取り入れたことがあります。例えば、「肝臓」という概念は、杉田玄白が漢方医学の用語を使用して西洋医学に翻訳した結果、生まれたものです。このように、日本の医学史においては、東洋と西洋の知識や文化が交流し、独自の展開を遂げてきました。

明治時代以降、医療行為は医師免許を持たなければ行えないという規制が導入されました。しかし、視覚障害者の教育、福祉、職業の確保の観点から、鍼灸の技術は盲学校の教育に残されました。ただし、この段階では医療行為には含まれていませんでした。国立リハビリテーションセンター等の視覚障害者への研究や教育が、現代にも影響を与えていることが興味深いです。



明治18年には、鍼灸の営業法が導入されました。この法律では、弟子が師匠について4年間の修行を経て、免許を取得できるとされました。しかし、明治44年にはこの法律が改正され、免許観察制度(いわゆる警察免許)が導入され、鍼灸師としての資格を得るためには警察の試験を受ける必要がありました。この時期、学校や鍼灸の養成施設が設立され、そこから卒業した者が警察試験を受けることが一般的になりました。

戦後、昭和20年にはGHQ(連合国軍最高司令官総司令部)が設立され、医療以外の治療行為を制限しました。この規制は衛生的な問題から導入されました。しかし、鍼灸業界は団結し、反対運動を行いました。結果的に、2年後に身分免許法第217号が制定され、鍼灸の施術が合法とされました。

また、学校教育法は昭和22年に制定され、鍼灸の盲学校(学校法人)や専修学校(専門学校)の教育制度が整備されました。この制度は現代においても続いており、学校教育法の下で鍼灸師の養成が行われています。

専門学校や教員養成において、通常、専門分野での実務経験を積んだ後、約5年程度の経験を積んだ方が、例えば服飾や美容などの専門学校で講師として指導することが一般的です。ところが、医学や東洋医学は非常に特殊な分野であるため、その養成過程を経ないと教育が難しいということが言えます。現在、私も教育に関与しており、教員養成課程を受けた後、さらに専門分野の免許を取得し、2年間の学習を経て初めて教育を行うことができます。このように、鍼灸などの医学分野は段階的に整備され、昭和45年に都道府県知事免許が導入され、その後、昭和53年には初めての短大および大学が設立されました。私の出身校である明治鍼灸大学は、病院実習を含む施設が整備された学校です。そして、昭和63年には国家資格としての鍼灸師資格が制定され、私もその国家資格を取得するために第4回の国家試験を受験しました。鍼灸師になるためには、高卒であることが必要です。昭和63年に制定され、平成12年に改正された規定によれば、鍼と灸の免許を取得するためには90単位、そして按摩と鍼と灸の免許は97単位が必要で、これには約3000時間の学習が必要となります。現在、多くの大学では、卒業要件として129単位を設定しており、その中には一般教養科目が41単位含まれています。したがって、一般教養科目にプラスして97単位のカリキュラムが、鍼灸の大学で実施されており、かなり多くの学習時間が必要です。鍼灸の学校や大学は現在、13校の大学と89校の鍼灸学校が存在し、免許取得者の数も増加しています。以前は30数校の学校しかなく、免許取得者は約1500人ほどでしたが、現在は約4000人近くに増加しています。鍼灸の学習期間は大学では通常4年間、専門学校では3年間が一般的で、学費は350万円から600万円と、安いとは言えない金額がかかります。授業の時間割は2つの免許を取得する場合、月曜日から金曜日の午前中、つまり午前9時から午後12時までの90分×2コマが必要です。3つの免許を取得する場合、月曜日から金曜日の授業だけでは足りないため、土曜日にも授業が行われることがあり、通常は午前9時から夜遅くの時間まで、大体は午前9時から午後10時30分までの長時間にわたります。免許取得のためには多くの時間と労力を費やす必要があることが理解されるでしょう。


さて、地域医療における新たな役割について考えてみましょう。このトピックについてCHATGPTに尋ねてみたところ、非常に優れた回答が得られました。これなら学生が答えたら120点を与えるべきだと思われます。以下でその要約と補足を行い、詳しく説明いたします。地域医療における鍼灸の役割について尋ねると、鍼灸は伝統的な治療法であり、細い鍼を特定の経絡(経略)と呼ばれるものに刺激することで、体内のエネルギーの流れを調整し、健康を促進することを目指しています。経絡は、通常の医学で確認できない概念であり、現代的な言葉で説明するならば、筋肉、血管、神経などを包括的に捉える概念と考えることができます。経絡について説明します。例えば、咳や呼吸困難などの症状がある場合、この経絡を刺激することで症状に変化が生じるとされており、我々にとって非常に有用な概念です。


地域医療における鍼灸の役割について、以下の4つの側面が挙げられました。まず、痛みの緩和があります。また、ストレスや不安の管理、代替療法の選択肢としての利用、そして健康増進と予防が挙げられます。これらの点を改めて述べると、絵に描かれた通り、日本式の鍼は管の中に鍼を挿す方法であり、実際には鍼を指すよりも鍼を打つ方法と考えられます。

まず、痛みの緩和について説明します。神経は神経系や筋肉に直接的な刺激を与え、慢性的な痛みや炎症に対して効果があるとされ、地域医療では関節痛や膝痛、頭痛などの痛みを軽減するために神経が用いられることもあります。

待っている間、会長が膝の痛みを訴えたため、私は簡単なアドバイスをしました。痛みが病院に行っても治らない慢性的な状態に対して、鍼が効果的であることが考えられます。下記の図は、有明医療大学の谷口先生と共同で制作されたもので、鍼が筋肉に挿入されると、神経を通じて信号が脳に送られる仕組みを示しています。この信号が脳に伝わる際に、鎮痛作用に関与するノルアドレナリンやセロトニンなどの物質が放出され、痛みを抑える役割を果たしていることが知られています。これにより、痛みをコントロールすることが可能となります。

次に、ストレスや不安の管理についてお話します。鍼灸は、そのリラクゼーション効果や神経系のバランス調整の能力から、地域医療において、ストレスや不安を抱える患者に対するサポートとして役立つことがあります。

以下の図は、フリー素材から提供されたもので、背中に鍼が刺さっている光景は、一見おぞましいかもしれませんが、寝ている方がリラックスし、実際に笑顔を浮かべていることが分かります。これは、鍼灸が持つリラクゼーション効果の一例であり、この場合の神経系は、主に自律神経系、交感神経、副交感神経を指します。鍼灸による刺激は、これらの神経系に働きかけ、リラックスを促進する一助となります。

また、代替療法としての選択肢についても触れましょう。地域医療において、生命学に基づく治療法に限らず、代替療法や保管療法も重要な選択肢として考えられています。鍼灸は、患者に対して異なる治療法の選択肢を提供することができます。

次に、「代替療法としての選択肢」について詳しくお話ししましょう。代替療法という概念は、主にアメリカで1990年代に国際衛生研究所(NIH)が行った研究に基づいて広まりました。この研究では、伝統的な医学治療に代わる現代的な療法として、鍼灸などの投与学が価値があるという結論が導かれました。日本でも1990年代に、当時の民主党政権下で、代替療法として大体療法と鍼灸が注目され、政策マニフェストに取り上げられたことが記憶に新しいでしょう。

しかし、現在の日本において、保険治療や公的医療制度に関連する場合、新給(新しい医療技術の導入)も一部保険が適用されることはありますが、その際には医師の同意が必要で、鍼灸治療を行うには医師の指導の下で行われます。保険治療においては混合診療が禁止されており、鍼灸師が治療を行うと医師が同時に治療を行えないという制約があります。

このため、日本では代替療法の選択肢が一般的な治療法として認識されることは難しい現状があります。しかし、実際にはWHO(世界保健機関)が1979年に公表した報告書において、43の疾患に対して鍼灸が有用であると述べており、鍼灸は広範な病気に対して適用できることが示されています。このような状況から、鍼灸は単なる痛みの治療だけでなく、様々な健康問題に対処するための治療法として重要であると言えます。

したがって、鍼灸を活用する患者は多く、特に疾患が深刻な場合は、医療の専門家である岩下先生のような専門家の診療を受けることをお勧めすることがあります。こうした点から、鍼灸は医療の入り口として多くの患者に利用されています。

先日、パークホテルで開催されたイベントにおいて、上新井のくろかわクリニックの黒川先生が連携会の一環として勉強会を行いました。この勉強会において、真ん中に写るのが黒川先生で、緑色の矢印で示されているのが私です。黒川先生から許可をいただき、先生のブログから引用させていただきました。先生は、整形外科クリニックと接骨院、整骨院、鍼灸院が、整形外科疾患の患者さんを共同で診察し、お互いに協力し、地域医療に貢献すべきだと考えており、ありがたいお言葉をいただきました。

実際に、先生から許可を得て、保険診療を受ける一方で、腰痛などの他の症状についても診ていただく提携が行われています。患者さんは、単に症状が簡単に解決すると考えるのではなく、黒川先生や岩下先生などの専門家に診てもらうことが大切だと私は考えています。これにより、地域医療の連携が進展しており、患者さんにとっても良い方向に進んでいると感じます。

最後に、健康増進と予防についても触れていただきました。体のバランスを調整する手段や予防的なアプローチ、健康を維持する観点から、東洋医学は陰と陽のバランスを重要視しています。これを調整することが医療の一環として考えられています。


最近、フレイルという言葉をよく聞くことがありますが、皆さんご存知でしょうか。

最初の赤い線の部分で、フレイルは健康な状態から要支援、要介護に至る中間の段階を指します。1980年代や1990年代には、筋肉の萎縮が進んでいないにも関わらず、リハビリに難航する場合、フレイルと診断されることがありました。しかし、その段階からまだ筋肉が元に戻る可能性があるため、運動療法などを含むアプローチで健康的な生活を取り戻すことができるとされ、これをフレイルと呼びます。現在、高齢者が増えているため、フレイルの予防が注目されています。

下の下線部分では、鍼灸治療は身体的要因、精神的要因、社会的要因のすべてに介入できる可能性を持つ治療法として言及されています。実際に、高齢の患者さんが多く訪れており、さまざまなアドバイスや治療を提供しています。例えば、膝の筋力を強化するためにバランスボールを膝に挟んで鍛えることをお勧めするなど、我々も関与できる余地があると考えています。最後に、重要な注意事項があります。鍼灸は専門的な技術が必要であり、適切な訓練と知識を持つ鍼灸師によって実施されるべきです。これは他の職業にも当てはまる原則であり、自身の業務に加えて、研究や学習を通じて専門知識を深めることが重要です。鍼灸師は、業務以外の活動を充実させ、自己のスキルや専門性を向上させることをお勧めします。

そして、これらの4つの役割を非常に上手に活用していた思い出深い患者さんがいます。私が修行中で師匠が不在の際、拝見させていただいたのが、石原慎太郎先生でした。当時は都知事の任期で、私も若かった頃から約20年前のことです。先生ご自身が、痛みの緩和やストレス、不安の管理について、いつも神経を高ぶらせるような会見が印象的ですが、シャツの下の下着は汗でびしょびしょになることがよくあり、風を当てて乾かすことがよくありました。これは、精神的な緊張ではなく、自律神経の緊張が高まっていることを示しております。師匠の診療所が原宿に近い千駄ヶ谷にあったため、公務の合間を見て、都庁から石原先生が訪れ、鍼治療を受けることもありました。緊張がある場面では、早めに鍼治療が役立つことを感じました。

そもそも、私の師匠である先代は、石原家の患者さんとして、裕次郎さんからお世話になり、石原家のご家族が亡くなるまで診療を行っていたと伝えられています。医学的知識が豊富な方が鍼治療を選択する経験があることから、石原先生も自身の著作で医療について多くのことを記述されています。そのため、代替療法としての選択肢は、患者さんが自己の選択肢として主体的に考えることが重要であり、はりやお医者さんなど、専門家との協力が良い結果を生むことを期待しています。今でも続いている、テレビ東京の「主治医が見つかる診療所」という番組で、石原先生は、病院ではなく私の師匠の鍼灸を紹介されました。その結果、大変なことになりました。当時、番組は19時頃に放送され、その日約30万回のウェブアクセスがあり、1年間で毎日60人から80人の患者さんが訪れるほど、まるで野戦病院のように混雑しました。救急車で患者さんが運ばれることもあったほどです。鍼灸の治療を受ける人の割合は、年間で全体の0.5パーセント程度です。野戦病院化した医院で治療をしたのはとてもいい経験になりました。健康増進と予防するためには、できるだけ早めに受けることが良いと考えています。

当院の治療にはいくつかの特徴があります。1つ目は、鍼と灸を使用した施術です。2つ目は、全身治療で、どのような症状に対しても全身を総合的に評価し、全身に施術を行います。例えば、会長が膝の痛みを訴えた場合でも、膝だけでなく首から背中までを診察し、施術対象とします。そのため、診察と施術には着替えなどを含めて約1時間ほどの時間がかかります。また、継続治療が非常に重要です。症状が悪化する前に治療を受けることが大切です。症状が悪化してからでは回復に時間がかかることがありますので、少しでも体調がおかしいと感じた段階で治療を受けることをお勧めします。当院は鍼を打った上から、遠赤外線で温めながら、血流を促進する格好で、非常にリラックスしていただくというような治療を行います。実際に、うちの患者さんは慣れた方は、来られるとすぐ寝てしまいます。

当院は、新所沢駅の東口ロータリーから出て、航空公園側に向かい、2つの路地を進んでいただいたところです。天ぷらの天弥さんの2軒先にあります。1階にはハッピーテラスさんが入っており、2階に当院の入り口があります。ただし、2階へのアクセスは階段しかないため、階段を上る必要があります。

現在、火曜日と金曜日の午後は学校に教えに行っているため、閉まっています。その他の予定はFacebookと旧Twitterの方に掲載していますので、そちらをご覧いただければと思います。また、ホームページは4月に新しく構築中で、新しいロゴもできたばかりです。テーマは「聴楽」で、長く楽しむことをモチーフにしています。完成次第、ぜひご覧いただければと思います。

当院の駐車場は1台あります。お車でご来院いただくことも可能です。それでは、ご清聴いただき、ありがとうございました。

今週の一コマ

副幹事
市川 雅巳さん

文化幼稚園の梅沢先生より「文化月見だんご」をいただきました。
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