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  • ICU東ヶ崎潔記念ダイアログハウス

    2014年10月21日

    東ヶ崎潔氏は、日本人の両親のもと1895年にサンフランシスコに生まれ、第二次大戦中は両国のはざまで苦しみました。
    その後英字新聞のジャパンタイムズの編集局長・社長・会長をされ、1968年に日本人初のRI会長に就任されました。
    1953年に創立されたICU(国際基督教大学)の初代理事長です。
    そして、ICUとRIに力をそそぎ、国際平和への願いをPARTICIPATE「参加し、実行しよう」(RI会長テーマ)で会員に呼びかけました。この思いを受けて世界平和の建設への対話(ダイアログ)の場として約19億円でICUは「東ヶ崎潔記念ダイアログハウス」を敷地内に2010年に建設しました。研究者や短期留学生の寮・国際会議室・学生食堂など併設されています。
    日本のガバナー会は加藤ガバナー年度に2億円を34地区で寄付することを決め、その後3年間ガバナー会に委員会をおいて寄付を集めました。ガバナーや地区指導者が個人で一口10万円という雰囲気で寄付をされ、中には複数回寄付された方もおられます。クラブや地区の寄付を合計しても目標にはほど遠い状況とのことで昨年度ガバナーには再三寄付の要請がありました。しかも34地区の内個人・地区とも寄付がないのは当地区と秋田地区だけとのことでこの両地区は何とかしてほしいとのことでした。そこで中井年度は加藤パストガバナーに伺ったうえで地区として10万円を寄付しました。
    ところで2002年からロータリー平和センターがICU大学院に設置されています。
    平和センターはアメリカ、スエーデン、イギリス、オーストラリアにしかなく、ICUはこれまでに100人以上のロータリー平和フエローを輩出しています。現在は13期生で、先日(10月17日の会合)そのうち3人(アメリカ、インド、スペインからの留学生)がロータリアンの前でスピーチしました。 
    尚、当日「揺らぐ国家と国際関係;国籍・無国籍から見る世界」と題する講演もあり、国民国家の成立が無国籍を生むという内容で、人間としてカウントされていないから実数は不明ながら少なくとも世界では1000万人、日本にも600人以上いるそうです。 教育などすべての権利が与えられない無国籍者が日本に多数いることに驚きました。 N

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